さかもりの焼鳥日記

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一万円の信用①

2024.06.09

一万円の信用①

このコラムで人気の理不尽シリーズ。

また新たな理不尽を思い出したので書きたいと思います。

お坊ちゃん学校には通っていたけど、別に裕福でなかった森川少年は、高校生になった瞬間アルバイトを始めたんですね。

アルバイトは禁止だったのですが、んなもん弱者が強者と渡り合うためにはそんなルール守ってりゃ一生追いつくことはできません(w

親も最初はいい顔はしませんでしたが、んなもん知りません。

とにかく金を手に入れたかったのです、森川少年は、給料の未払いとかがなさそうな大手で働く事を選びます。

今とは逆ですね(w

人生で最初で最後の長期アルバイト先に選んだのは、ローソン。

16歳の森川少年にとっては何もかもが初めてで、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えてます。

当時から要領はよかったので、労働基準法もゆるかったのかな、高校生なのに深夜や早朝に入ったり、発注とかかなりまかされてて、オーナーからの信用はかなりあったんですよね。

そんな充実した高校生バイト生活が1年くらいすぎた時に、僕のバイト人生が終焉を迎える事件が起きるんです。

ある日、ワンオペでバイトに入っていたんです。

今考えたら高校生でワンオペって感じですが、ワンオペだったのははっきり覚えてます。

小学1年生くらいの男の子と40代くらいの両親が入店してきて、カゴに駄菓子を入れ始めたんです。

当時のコンビニでは10円とか20円とかのチビ向けのお菓子が結構売ってましてね、子供が楽しそうに入れてるんです。

大きなカゴを一生懸命もってね、まぁ、微笑ましい。

パパに手伝ってもらって、会計台の上にカゴをもってくるんです。

10円だか20円だか30円だかのお菓子をいっぱい入れて。

もちろんそれを一つ一つピッ・ピッってしていくんですけど、カゴに入ったものが未精算で、精算したものを外に出して行くじゃないですかコンビニって。

で、かなりの量をピッ・ピッってしたんですけど、お会計は900円くらいだったんです。

そらそうですよね、安い駄菓子ですから。

すると、パパが1万円札を出してきたんです。

当時のローソンは1万円と5千円札を出されたら、必ずレジの横のシルバーの部分においてマグネットでとめないといけなかったんですね、その会計が終わるまで。

なぜなら、5千円しか出してないのに1万円を出したとかいうのを防ぐために。

で、パパから1万円札をもらって、レジの所定の場所に入れて、さぁお釣りを渡そうかというときに、そのチビもといガキが、なんかわざとらしくレジ台からお菓子を床にどーんと落としたんです。

払いのけるように。

このガキになにしとんねん、とか思いながらも笑顔で「大丈夫ですよ、拾いますよ」って拾って、それをレジ袋に入れ、パパにはお釣りを渡して、特に問題もなくたわいもないレジのひとこまが終わったんです。

で、その数時間後にオーナーがきてレジ締めをしてたんですけど、お金が足りないって騒いでるんですね。

数百円レベルの過不足はよく出るから、何を騒いどるねんおっさんとか思いながらもよくよく聞くと1万円たらないと。

オーナーがいいます、ネチネチした声で「前代未聞だよー」と。

そして、どのタイミングで1万円があわなくなったか、スタッフがポッポナイナイしないか監視カメラを注視するオーナー。

その時「あー」って声があがります。

「森川くんだよ、1万円の原因は」と。

はぁ?この僕に過不足だと???

文字数が多くなってしまったので、明日へ続きます。

写真はお会計したあとに、誕生日のスタンド花を見て「あれー、いつ誕生日やったん?」って聞いたら「今日や」って若干ツッコミ早めに言われたので、僕も「あ、会計やめてドンペリ」って言うた、食い気味記念日に呑んだドンペリ。

ドンペリはやっぱ美味しいな。



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