さかもりの焼鳥日記

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事件の臭い

2024.06.30

事件の臭い

うちのマンションの前って、T字路になってまして、直進車両と右折車両が行き交うんですけどね。

マンション前にたっているポールが絶妙に邪魔で、うちのマンションの前にタクシーとかがとまると、右折車両は少し曲がるのに慎重にならないといけないような車幅になるんです。

まぁ、でも通れるんですけどね。

ただ、やっぱ、運転下手な人というか車幅がわかってない人ってかなりいるので、タクシーがとまっていたりすると鬼のクラクションを鳴らすんです。

少なくとも家で仕事をしていると2時間に1回は聞こえるクラクション(w

中には、下手くそで頭の悪いタクシー運転手もいて、そこだと曲がれないよーと思う事もあるんだけど、たいていはゆっくり行けば曲がれるレベル。

なので、僕はタクシーで自分のマンションの下についたら、なるべく早く降りてあげるようにしてるんです。

先日、2年ぶりとかで釣りに行く機会がありまして、会社の倉庫においてあったクーラーボックスを自分の家にタクシーで運んでいたんです。

クーラーボックスの中には水汲みバケツと釣った魚を締めるためのナイフを入れていたんですね、折りたたみナイフを。

僕を乗せたタクシーはマンション前についたんですけど、間が悪い事に、下手くそな車が右折してきたんです。

僕は基本的にGOで呼ぶので、支払いでちんたらする事はないのですが、まぁ、タイミングが悪かったのか、その運転手がやたらとクラクションを鳴らすんです。

ポールがあるからタクシーはどうしようもないんですけどね。

まぁ、クラクション鳴らされると誰でも慌てるじゃないですか。

僕もさっさと降りてあげて、トランクに入れているクーラーボックスをとろうとしたら、タクシーはそのまま行ってしまったんです(w

まじかーと思いながらも、GOで呼んでますのでナンバーも会社もわかるわけで。

すぐにGOに乗ったらすぐくるアンケートに「クーラーボックス下ろし忘れてます」と連絡をして、会社に電話もしたんです。

その日が日曜日だったのか、会社は出なかったんです、電話に。

まだ16:00くらいなのに。

そして、GOからの問い合わせにも返事がない。

結局、次の日の釣りには間に合わず、紛失したクーラーボックスより小さめのものを持っていく事に。

まぁ、釣果的にはそれで事足りたのですが(w

それでもブリに、鯛3枚にシマアジだから、悪いながらも許せる釣果。

そんな事はどうでもいいのですが、そのタクシーに忘れたもとい忘れ去れられたという表現がぴったりのクーラーボックスは、タクシー会社の人に連絡するとご丁寧にもってきてくれたんです、

ありがたや、ありがたや、タクシー様にはいつも感謝感謝でございます。

で、中身の釣り道具を取り出そうとすると、ないんです。

絶対入れたはずものが。

そう、魚を締める用のバタフライナイフが。

絶対に入れたんです、100%。

最後に入れて蓋をしたので、100%入れたんです。

世の中に100%はないと言われますが、100%入れたんです。

それが、ない。

それだけが、ない。

ちょっとホラーというか事件の臭いがするじゃないですか(w

どっかでバタフライナイフを使った事件が起きて、僕の指紋がついていても、それが失くしたモノであるという証拠のためにコラムに記しておきます。

まぁ、錆びついて、全然切れないナイフなんですけどね。

研ごうと思ってたので。

ああ、この話のオチが見つからない。

ナイフと同じくく切れのないコラムでした。

写真は心斎橋の肉屋でのんだブルネロディモンタルチーノ。

サンジョベーゼはまじで全然飲まないんですけど、こいつは、まだ濃いながらもエレガントさがあって、ギリギリセーフな濃さでした。



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