正義はそれぞれ
2024.08.27
相棒って刑事ドラマで「正義は立場が変われば変わるんじゃないか?杉下くん」というセリフがあって、なるどなーって思ったんです。
正義とまではいいませんが、結局のところ、人は自分事にならないと、その事象の本質はわからないものです。
会社員ってのは、どんなに売上が下がっても、台風でキャンセルが続出しても、コロナで売上が激減しても、とりあえず給料はもらえるわけです。
とりあえずはね。
長い視点で見れば、売上低迷が続けば給料は下がったりボーナスが出なかったりするわけですが、とりあえずはもらえるわけです。
でも、売上が激減した時に当たり前に給料はもらえているのに、少し回復してきて、儲かってきたりすると「儲かってるのに還元されない」とか文句を言います。
まぁ、そんなもんです。
つまり、給料がもらえるってのは日常だから、売上が下がろうがもらえるからそれは日常なわけだから、気づかないんです。
うまくいってるお店とか会社って、誰でも簡単にできちゃうように勘違いしちゃうんですよね。
アイディアなんて、どの会社もそこまで大したものではないので、「僕も思いつく、僕もできる」って思っちゃうんです。
でも、すべては実行力であって、口だけ番長に未来はないのであります。
経営者を長年やってると、そういうものも可愛く思えてくるもんで、社員が言う僕の悪口なんてもんは、酒の肴になるってもんで。
社員に悪口や文句言われるなんていちいち気にしちゃダメですし、どんどん言ってもらっていいと思うんですよね。
うちの会社は女子スタッフが多いんですね。
で、前も書きましたけど、女子には100%当てはまる方程式があるんです。
それが
女子 ー 悪口 =無関心
です。
悪口言われているのうちが花なのであります(w
話は少し変わります。
僕の昼間の仕事ってのは、色んな事の制度設計をしたりシステムを作ったりするのがメインなのですが、制度設計をする上でどうしても現場から出てくる意見は「リスクを負いたくない」サイドの意見なのです。
現場スタッフに文句を言うてくる人の声って大きいじゃないですか。
ヤカラもおれば、クレーマーもいる。
で、サイレントマジョリティー(文句を言わない多数派)ではなく、ノイジーマイノリティ(文句を言う少数派)にあわせて制度設計をするんです。
その為にサイレントマジョリティの利便性が失われたり、実は現場の作業が大幅に増えたり。
まぁ、このコラムで何が言いたいかというと、スタッフは台風がきて嬉しい訳です、おやすみできるし。
仲良し系女子とか「あー、電車とまったら会社休みになるー、大阪に台風こい!」って言うてる訳です。
その横で経営者の僕は、「あー、100万円単位で損失が出る」と嘆いている訳です。
仲良し系女子は、僕に損失が発生したら、僕が元々予定していたプレゼントの予算が減る可能性だってあるわけじゃないですか(w
でも、やっぱり、自分が休みになるのが大事なんです。
それでいいんです、自分の立場でしか、人はモノを考えられないのです。
僕も会社員なら「台風カモン!」って思うかもしれないですし、ちゃんとした会社員やったことないけど。
そしてお客様は、台風がくるのは土曜日以降なのに「念の為木曜日の会食を中止します」と今週末の予約もどんどんなくなっていくのです。
そんな予約メールを見ながら、イライラしてはいけない、人生とは諸行無常であると思い続けるしかないのです。
立場が変われば、正義は変わるのです。
ただ、僕は、リスクをオンしない現状に未来はないと思っているので、どんどんリスクオンで生きていきたいとは思います。
僕はエビアレルギーなのですが、エビアレルギーと伝えているのに、コースのメインがオマール海老だった時に呑んだシャンパーニュ。
調べて見るとオマール海老はザリガニで、名前は海老ですがエビではないので食べられるという高高度な判断をシェフはしたのかなと思いながらも、ザリガニアレルギーの検査なんてものができないので、結果食べられなかった時の写真です。
オマール海老にもリスクオンしようとはしたのですが、女子に「は?バカなん?食べるの本気でやめて」と言われて、なんか偉そうな事書きましたが女子に何か言われたら、すぐリスクオフしちゃう系男子なのです(笑
何だかまとまらないコラムなので、最後までまとまらない感じでいきましたとさ。
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