さかもりの焼鳥日記

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教育熱心不要論

2024.12.17

教育熱心不要論

勉強をしてこなかった親に限って、子供に勉強しなさいって口酸っぱく言うてると思うんです。

片付けができない親に限って、子供に片付けしなさいって口酸っぱく言うと思うんです。

時間を守らない親に限って、子供に時間を守りなさいって口酸っぱく言うと思うんです。

自分を律せない親に限って、子供のスマホやゲームに時間制限の設定をすると思うんです。

これ、なんなんですかね。

まじで、色んな親みますけど、すごく合致する(笑

ぼくは、自分ができない事、守れない事を子供に強いるなと常に言うてきました。

子供に一番感じさせてはいけない事って、理不尽だと思うんです。

パパはやってるくせに、とか。

まぁ、世の中理不尽だらけなので、理不尽を教えるという超高度なテクニックならともかく、単に親のエゴですよね。

走るのが速い、ゴルフがうまい、ピアノがうまい、こういうのってみんな才能っていうじゃないですか。

じゃあ、勉強ができるってのは?

なんか、勉強だけはみんな頑張ればできるって、ほぼ全ての親は思っているかもしれませんが、勉強だって音楽やスポーツと同じく才能だと思うんです。

嫌いな教科の文字は何度も聞いても何度も読んでも脳に入らない事ってあるじゃないですか。

でも、それを見てすぐ理解してもっと知りたいって思い人もいるわけじゃないですか。

だから勉強ができるのも才能だと思うんです。

だから、勉強できないからって卑下する必要もないし、小学生の勉強レベルができれば生きていけますし、無理やり勉強する必要もないと思うんです。

あとさ、体育の授業とか音楽の授業も最悪だよね。

跳び箱飛べない子にみんなの前で飛ばせ続けるとかいじめだし、歌が得意じゃないぼくは、音楽の授業で一人づつみんなの前で歌う時、声が裏返って笑われたのとかめっちゃ覚えてるし、思い出しただけで冷や汗でる(w

まじで、苦手な事を押し付けるのはよくないし、トラウマしか残らない。

親ガチャなんて言葉がありますけど、親が優秀な人や成功者だと、金はあるけど子供は別に幸せとは限らないんだよな。

だって、親は自分の成功への価値観があるからそれを子供にもさせようとするし、それはほぼほぼ教育熱心な親へと変貌をとげるわけやん。

自分が勉強せずに成功した人は勉強させるし、自分が小さい頃習い事に行けなかった親は習い事に行かせるだろうし、元々勉強ができる親は当然のごとく勉強させるだろうし。

自分の子供だから自分と同じように成功できるし根性もあると、それを押し付けるしね。

なんしか教育パパママの子供って遊ぶ時間もなければ自由もない、ずっと習い事。

失敗したりさぼろうもんなら、強い叱責がとんできますし、時には暴力だってあるかもしれない。

鬼ストレスですよ。

かくいうぼくなんて、母が教育熱心だったので小学校の低学年から
月曜日:ピアノ
火曜日:英会話
水曜日:国語の塾
木曜日:書道
金曜日:数学の塾
土曜日:野球
日曜日:野球
なんて生活を送っておりましたので、まぁ、そら相当ゆがんだ人間に(w

ただ、何のきっかけかは覚えてないですが、小5くらいから急に放任主義にかわったので、何とか今くらいの人格のゆがみで抑えられたんだと思います(w

親の役目ってのは暖かく見守ることだけだと思うんですよね、何にもしない。

子供がやりたい事だけ、興味を持つ事だけやらせる。

その為に色んなツールを与えるのは大事だと思いますよ。

本を渡してみたり、ゴルフに連れて行ってみたり、絵を書かせてみたりとか、きっかけを作るのはね。

ぼくは娘にも息子にもなーんもいいません、挨拶とかモラルとか最低限の事以外。

それが子供にとっていいか悪いかはまだわかりませんが、少なくともいい子に育っていると思っています。

島田紳助さんがいうてましたけど、僕らは初めて親をするから、親のやり方なんてわからないけど、子供はやったことがあるから子供の気持ちはわかると。

まさにその通りなんです。

親にやられて嫌だった事を、親になったら不思議とやるんですよね。

親も肩肘はらずに適当でいいと、ぼくは思っています。

そんな事を、コマありを含めて初めて自転車に乗る我が息子5歳児が、教えてもないのにコマ無しの自転車に初見で大人のように乗りこなしたのをみて、こんなコラムを書いてみました。



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