はれのひの教訓
2025.01.14

昨日は成人式。
コラムを読んでくださってる方はご存知かと思うのですが、コロナ騒ぎの前はフォトスタジオを10店舗展開しておりまして、成人式撮影もガンガンやっておりました。
成人式の準備って早朝からで、当然電車がないので、ぼくも成人式当日は朝の3時とか4時にスタッフを各店舗に送迎していたものです。
でも、ある時から成人式当日の撮影やお支度にまったく力を入れなくなったのです。
それが、はれのひ事件、覚えてますかね?
資金ショートして成人式当日の振袖が着れない人が続出したあの事件です。
あの事件って、資金ショートしたはれのひって会社が、成人式当日にオーダーされていた振袖が届かなかったり、お支度するスタイリストを手配できなかったりで社会問題になったんですけど、ぼくはあのはれのひ事件が発覚する前日に成人式ビジネスはやめようと思ったんです。
成人式ってメインの日ってのがあるんですけど、今年だと13日かな。
地域によっては別の日にやったりするんですよね。
その年のメインの成人式の前日にtwitterである新成人のツイートが話題になったんです。
うろ覚えの部分もありますが。
その投稿が「最悪、はれのひてって所に8:00に予約してたのに、スタイリストが全然足りてない。お支度が終わったのが14:00で成人式に間に合わない」みたいな。
もう7年も8年も前の事なので、投稿の内容は不正確ですが、だいたいこんなニュアンス。
これがトレンド入りして、炎上してたんですよね確か。
その投稿が炎上してるのを見てぼくは、成人式当日の撮影とかお支度のビジネスをやめようと決断し、実際に翌年からは最小限の受注しかしないようにしました。
何故だと思います?
リスクが高すぎるんですよ。
はれのひみたいに、振袖を30〜70万円とかで売りつけて、それに成人式の前撮り撮影とかお支度がセットになってるならまだリスクは許容できるんです。
売上がでかいですから。
でもうちは撮影がメインのフォトスタジオ。
もっというとキッズとマタニティフォトがメインで、成人式は売上規模としては小さかったんですね。
それでも、成人式もやっておりまして振袖のレンタルもしておりましたが、成人式当日のレンタルとお支度、前撮り撮影と撮影時のレンタルをしても高くても25万円前後、安いと15万円前後の売上しかないんです。
成人式ってやり直しがきかない一発勝負。
そして1月に行われるんです、そこがリスク、夏ならあまりリスクはありません。
何故だかわかりますか?
そうです、今も猛威をふるってるらしいインフルエンザです。
成人式当日ってお支度を1人あたり90分間隔くらいでずーーっと入れていくんですけど、仮に4時からスタートしても成人式のスタート時間って11時とか遅くても13時とかじゃないですか。
着付けとヘアメイクは分業制の所も多いですけど、単純計算でスタイリスト1人あたり5組とか6組しかお支度できないんですね。
はれのひのように成人式当日に力を入れている会社は、お支度ができる人員マックスの予約をとると思うんです、そこが稼ぎどころだから。
でも、もし運悪く、スタイリストの間でインフルが万延したらどうします?
どこの美容室も着付けの先生も成人式は予定パンパンです。
代替の人材なんて確保できない訳です。
うちも当時はスタイリストが入れる数だけパンパンに予約受けてましたし、もちろんインフルには気をつけていましたが、そこまで深くは考えていませんでした。
でも、もしうちでインフルが万延してスタイリストが足らず、新成人のお支度が成人式までに間に合わなかったとしましょう。
すると、当然twitterで炎上する訳です。
ゾッとしましたね、なのですぐに成人式当日のビジネスからは撤退しました。
てか、はれのひも安すぎたんだと思いますよ。
放漫経営とか叩かれましたけど、平均単価30とか40じゃリスキーなんですよ。
つまり、成人式商売が価格競争になれば、起こるべくして起こったって感じです。
ちなみにはれのひの社長は逮捕されましたが、あれは新成人へ振袖やサービスを提供しなかったからとちゃいますからね。
粉飾決算をして銀行から融資を受けた、つまり銀行への詐欺行為であって、顧客への詐欺は成立しません。
別の角度から考えると、粉飾をしてまで融資を受けて事業を継続しようとしていたということです。
まぁ、悪役は必要なので、飲み歩いてたとか放漫経営とか、失敗したら地獄の果てまで叩かれますがね。
経営者って辛い(w
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