さかもりの焼鳥日記

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天才的な発想

2025.01.14

天才的な発想

冒頭部分はワインの説明をするんですけど、伝えたい内容は最後なので、最初のちょっと面倒な話も読んでいただけると助かります。

シャンパンってあるじゃないですか、北新地の住民は大好きなシャンパーニュ。

端的に表現するならシュワシュワした白ワイン。

シュワシュワしてるワインの総称がシャンパンってイメージを持ってる方もいらっしゃるかと思うのですが、それは間違いでして。

例えば「こないだ呑んだスペインのシャンパンが美味しかった」っ表現はおかしくてですね。

結構色々定義があるんですけど、端的にいうと、フランスのシャンパーニュ地方で瓶内二次醗酵という方式で作られたモノだけがシャンパンと名乗る事ができるのです。

つまり、スペインのシャンパンってのはないんですね。

スペインでシャンパンと同じ瓶内二次醗酵で作られたモノはシャンパンではなくカヴァといいまして、シャンパン以外のシュワシュワしたワインの総称をスパークリングワインと言います。

今更、なんでこんなシャンパンの定義を書いたかというと、シャンパンというのはそのブランド価値を守る為に、厳格にその名称を守ってきたんですね。

例えば、日本でスナックシャンパンなんて名前の店をやろうもんなら、フランスから訴状が速攻飛んできます(w

あのアップルでさえ、昔はシャンパンゴールドって色のiPhoneがありましたけど、フランスからのクレームでその色はなくなったわけでして。

それくらいシャンパンという名称とブランド価値をフランスのシャンパーニュ地方の皆様は大事にされてきたわけで。

ぼくのコラムはワインの教養を伝えるコラムではにので、当然このお話は前置きなんですけど、最近知ったことがありまして。

オリシャンって聞いたことあります?

バーとかスナックとかホストクラブとかキャバクラとかで、その店の名前とかその店のホステスさんとかの顔写真とかが印刷されたスパークリングワインの事を言うのですが、その名称が天才的だなと思いまして。

ぼくはずっとオリシャンってオリジナルシャンパンだと思っていたんです。

ただ、オリシャンって何回呑んでもまずいなー、どんなシャンパンやねんとか思ってたんですけど、これ、シャンパンじゃないんです。

オリシャンって名称のスパークリングワインなんです。

うまいですよね、オリシャンって名前を聞いたら、オリジナルのシャンパンって思うじゃないですか。

でも、それはこっちサイドの思い込みでして。

しかも、原価1,000円とかのスパークリングワインにオリジナルのラベルをはってオリシャンとして売り出すもんだから、酒屋は儲かるわ、店も儲かるわ(w

いやー、商売上手、めちゃめちゃ関心しました。

だって、オリシャンって名称ならいい意味でシャンパンと勘違いするので、別に2万円とろうが高いとは思わないからお客さんも不満には思わないし、店も酒屋も儲かる。

味なんてね、まぁ、ぶっちゃけ酔ってたらわかりませんし、オリシャンなんてものはノリで飲むものですので、そこまで気にしないじゃないですか。

料理屋さんでオリシャンなんてあんまり聞きませんし、やっぱり夜のノリの世界の飲み物であって。

久々に真相を知ってテンションが上がった出来事でした。

考えた人は天才です。

写真はシャンパンではなく、フランスだけどシャンパーニュ地方ではなく南部のラングドッグでシャンパンと同じ瓶内二次醗酵で作られたスパークリングワイン。

頂きものなんですけど、2025年の元旦の朝にあけて、めっちゃ美味しかったので、お店に導入しようと思っています。



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