さかもりの焼鳥日記

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ノーチンコロ願い

2025.02.11

ノーチンコロ願い

名古屋で仕事をしていると、めったに鳴らないぼくの電話に着信が。

だいたい、電話嫌いなぼくに電話をかけてくるってことは、それなりの急ぎの案件。

もしくは緊急事態。

嫌な予感がしつつも電話に出ると、スタッフが慌てた様子でぼくに告げます。

「BOSS、税務署がきてます、さかもり2店舗とオフィスに」

「今すぐ来てくれと税務署職員が言っています」

えーっと、お伺いします。

どなたですか?

「さかもりは脱税してる」

「さかもりは現金売上を売上から除外するカタチで脱税してる」と税務署におちくり、もといチンコロされたのは(w

いくつかの会社を経営をしているんですけど、今回税務調査が来た会社ってのは、3期連続で赤字決算をしており、繰欠(繰り越せる損失)も数千万円ある状況なので、絶対に税務調査なんかこないんです。

でも、予告無しでの税務調査。

まぁ、現金を扱うお店などには、予告無しで入る事もあるってのは知っていましたが、ぼく自身ばりばり現金を扱うフォトスタジオを10店舗ほど経営していたけど、その時3回来た税務調査はすべて予告あり。

えーっと、会社を経営していない人からすると税務調査って聞くと「何か悪い事でもしているんだろう」と思われるかもしれませんが、黒字を出していたら、普通に数年に一度来る恒例行事だったりします。

でも、赤字決算の会社に税務調査が予告なく来るってのは本当によっぽどで、ぼくはその瞬間、誰かのチンコロを確信しました(w

まぁ、実際そうだったっぽいんですけどね。

本当にやめてください(w

細々とつつましく生きておりますので。

税務職員は電話越しに言うてきます。

「今すぐ店舗に来て帳簿を確認させてください」と。

えーっと、冒頭にも言いましたが、ぼくは名古屋で仕事なのです(w

さらには残念ながら、帳簿なんてものはないんです、全部クラウドなので・・・。

そして、税務調査で「現金を抜いている」ってのを疑われるのを知っているので、うちの現金を扱う店舗部門の現金管理に、ぼくはノータッチなのです。

現場のスタッフはそれぞれ会社の口座のキャッシュカードを持っておりまして、売上はすべてクラウドで管理。

現金売上は毎日金庫を数えて、万札はすべて店舗スタッフが入金するカタチをとっています。

そして、売上と現金入金の管理は複数のスタッフが行っており、過去幾度となく痛い目にあった横領も対策しています。

つまり、ぼくが現金をさわることはないのです。

それでも、今回の税務調査ではなく、以前の税務調査で税務署職員に言われた事があります。

「森川さん、そんな仕組みを装っても、現場のスタッフと森川さんが共謀したら、全然脱税はできますよ」と。

それを言われた当時、うちの店舗スタッフは全員女性だったんです。

だからぼくは税務署職員に言います。

「女子の口に戸なんて立てれるんでしょうか?」と(w

絶対嫌ですよね、経営者と共謀して脱税するとか、スタッフも(w

しかも数億円とかならともかく、現金抜くなんて、せいぜい月100万円とかのお話。

ありえません。

話を戻しますと、突然さかもりに来た税務調査ですが、別日で再度調査を受ける事に。

2日間を予定していた調査ですが、お陰様で1日目の15時で終わり、2日目は調査にすらこられず終わりました。

まぁ、そうなんですよね、現金を抜くなんてしてませんから、調査するとこがない。

やましい事はないとはいえ、無事税務調査が終わって、ほっとしたのでコラムにしました。

ちなみに税務調査で、ぼく自身思い出深かった話を最後に書いてコラムをしめたいと思います。

7〜8年前くらいの税務調査かな。

税務調査官が言うんです。

「社長、これはダメですよ」と。

ぼくは「なになに?」って聞くと「セクシーランジェリーショップ⚪︎⚪︎って領収書、こんなの経費にしちゃダメですよ」。

ぼくは言います「経費ですよ、ちゃんとした」。

「いやいや、こんなの社長の趣味ですやん、認められません」。

でも、実際これ経費だったんです。

うち、衣装レンタル付きのマタニティフォトってのをやってまして、ちょっとセクシーな下着系なんかも買うんですね、その領収書でした。

税務調査官と大笑いしましたとさ。

もう寒いのは飽きたので、昨年夏、宮古島で呑んだドンペリの写真でも。

昨日、ちょうど、ワイハーの話をしていたので。



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