恋の終わりの
2025.02.25

ワインバッカーズ
@baccers_okamoto
で呑んでいたら、知人のNくんから連絡があって。
彼はぼくの整体の先生なのですが、昼間施術をしてもらっていた時から、どこか浮かない顔をしていたので、何かあったのかなーと思い「飲もうや」と返事をしたんです。
案の定、何かあったみたいでして。
彼はどちらかといえば、もとい、かなり女子が大好きなタイプでして、女性関係が派手なタイプなのですが、その彼がここ半年「本当に好きな人ができた」と、とある女子にはまっていたんです。
週に4日もお泊まりして、ベランダでお酒を呑みたいからとIKEAにベンチを買いに行って。
嬉しそうに「ベランダで一緒に呑む甘口のワインが最高なんです」とかのたまうわけでして。
ぼくに「いいワイングラスないですかね?」とか言うもんだから、なんかのブラインドテイスティングの賞品でもらった使ってない新品のペアのワイングラスをあげたら、すごく喜んでまして。
でも、彼は言うんです。
「彼女は付き合ってくれないんです」と。
ちょっと理解不能ですよね。
週に4日も一緒にお泊まりして、でも付き合っていない。
「彼氏になると、釣った魚に餌をやらないタイプの人ばかりだったから、付き合いたくはない、このままの関係がいい」と彼女は言うてて、でもぼくからしたらそれはほぼ付き合ってる訳でありまして。
彼女は離婚歴があって、もう傷付きたくないんだなと思って、ぼくは「プロポーズしたら?」と言うてたんですけど、まだ結婚はしたくないと彼。
ぼくならプロポーズするけどなーって言うてたけど、まだその覚悟はないようで。
そんな彼が、先日彼女に告げたらしいんです。
「このまま付き合えないなら別れよう」と。
つまり、自分からフったくせに、「振られたと同じなんです」と泣きはらす彼。
だからぼくは「覚悟が足りなかったんじゃない?プロポーズしてみたら?」と言うたんですけど、「だめです、その覚悟はないです」と。
うーん、難しい。
そんな訳で、バッカーズで呑んで呑んで呑まれて呑んで状態(w
たまたま居合わせたソムリエ教会の歌ウマ重鎮女子が歌うaikoのかぶとむしを聞いたら、号泣。
かっこいいくらい号泣。
ちなみにaikoのかぶとむしの歌詞に「少し背の高い あなたの耳に寄せたおでこ」って部分をずっとぼくは「少し手の早い あなたの耳に寄せたおでこ」って勘違いしてまして、aikoはプレイボーイと付き合ってたんだなーと、ずっと壮大な勘違いをしておりました(w
少し、もとい、すごく手の早いくせに泣きじゃくってる彼の隣で(w
彼は歳上女子が好きでして、年齢は1996年生まれ28歳の彼。
最近ぼくの人間関係には1996年生まれが乱立してまして、1996年に呪われている、もといこき使われている、もとい仲良くしてもらっている感じがします(w
そしてバッカーズで泣き腫らした彼は、「一人で寝たくない」となぜか我が家へ。
これまた1996年生まれのバッカーズのソムリエりんちゃんまで「すみません、引越ししてガスを開栓できてなくて、風呂貸してください」とこれまたなぜか我が家へ。
深夜3時に野郎3人がぼくんちに終結するという異常事態。
そこでもソーテルヌの貴腐ワインを呑みながら、彼女への思いを語る彼。
とにかくさっさとシャワーを浴びさせて、こたつで寝かせたのですが、ぼくのこたつとヨギボーで男子が寝るのは史上初なので、かなりの違和感。
こたつで寝落ちした女子のかわいい顔を見るならともかく、顔をぱんぱんにはらして、大いびきをかく男子を横目に、眠れないぼくはこのコラムの冒頭部分を書いて、そしてそのまま寝落ち。
寝る前に「ぼくは朝は自信ありますから、ぜんぜん大丈夫です」という彼ですが、うちの家をなめてはいけません。
完全遮光で朝になってもまったく陽が入らない家で、整体の施術開始90分前でも起きない彼を叩き起こして、仕事に送り出すぼくは、父親の気分ではなく、完全に寮母ならぬ寮父の気分。
朝起きた彼は「ふっきれました!」と明るい表情で出かけて行ったのですが、その後で男子が使ったものをそのまま使うのは嫌なので、ヨギボーやら毛布やらをすべて洗濯して、何も吹っ切れない朝に(笑
そんな彼ですが、ふられた週の週末に「デートしてきます!」と連絡があったので、もう吹っ切れたみたいです。
写真は彼と呑んだわけではないですが、彼がデートをしている同じ日に、いつものバーでイケムの垂直テイスティングをしておりましたとさ。
野郎とね。
さかもり社長の大ちゃんとね。
色気のある日々をわけてほしいもんです(w
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