La Vie en Rose
2025.04.02

だいぶマシにはなったと自分では思うのですが、ぼくは相当イラチなんです。
傲慢なガキの頃は「ぼくがやればもっとうまくいく」なんて考え方に支配されていたと思うんです。
未だにその片鱗はどこかに、いや存分にあるかもしれません。
でも、長い間経営者をやっていて思うことは、「イラチ=スピード感」はいいんですけど「イラチ=すぐ怒る」はダメだなと。
成功してる経営者はほとんど短気ですし、その短気はスピード感や実行力における短気であって、プライベートではその狂気を内面にひそめて、穏やかだったりします。
「ぼくの方がもっとできる」なんて傲慢な考え方は、組織では通用しないんです。
人なんて育たない。
ある意味、めちゃくちゃ売上が上がって、鬼のように多忙で、誰かに任さないと会社がまわらないってくらいの方が人は育つものでありまして。
それくらい任せるというのは忍耐力がいる事でありまして。
つまり、経営者やリーダーや上司に必要な素養というのは、きっと、たぶん、メイビー、忍耐と許容と思いやりだと思うんです。
成功したことのないぼくが言うのもなんですし、ぼくが出来ていると言っている訳ではありませんが、そう思うんです。
自分でやればうまくいくってわかってても、それを人に任せて、我慢し、仮に失敗したとしてもそれを許して、その失敗を糧にうまくいくまで見守らなければいけないのでありまして。
山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」ってのは有名な言葉ですが実はその続きがあって。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
であり
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
であるのです。
まぁ、なかなかできないんですけどね。
プライベートでもそうだと思うんです。
ミスチルの「口がすべって」という曲が好きなんですよね。
その歌の中にこんな台詞があるんです。
「思い通りに動かない君という物体を
なだめすかして 甘い言葉かけて 持ち上げていく
もう一人の僕がその姿を見て嘆いているんだよ
育んできたのは「優しさ」だけじゃないから。。。」
と。
そして次の小節では
「誰もがみんな大事なものを抱きしめている
人それぞれ価値観 幸せ 生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど
想像を超えて 心は理解しがたいもの」
と。
そして最後に
「口がすべて君を怒らせた
でもいつの間にやら また笑って暮らしてる
分かったろう
僕らは許し合う力も持って産まれてるよ
ひとまず そういうことにしておこう
それが人間の良いとこ」
と。
プライベートや人間関係でうまくいかないなーって時、いつもこの歌を思い出すんですよね。
所詮人間なんて、自分本意なんだよと。
所詮自分以外は親兄弟、恋人や配偶者でさえ、別の人間なんだよと。
相手の事を理解する事なんて、できないんだよと。
自分の事を理解してもらおうなんて、傲慢なんだよと。
でもね、相手は自分とは違う。
自分とは違うというその一点を理解し、その一点を認め合い。
そして、可能な限りの忍耐と、最大限の思いやりをもっておれば、きっと人間関係はうまくいくんじゃないかなと。
今日、婚姻届けを出した女子に、ちょっとばかり、いやもうちょっとばかり年齢だけが先輩からの、たわいもない戯言を、お祝いの言葉として贈りたいと思います。
写真はLa Vie en Roseというシャンパーニュ。
たまにトゲはあるかもしれないけど、彼と共に薔薇色の人生を、刺激的で呑みべの高い人生を。
願います。
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