さかもりの焼鳥日記

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運。

2023.01.18

運。

引き寄せの法則とか、念ずれば叶う的なものは、あんまり好きじゃないんですけど、運やチャンスは引き寄せることはできると思うのです。

それはあくまで、運まかせとかではなく、自分の小さな、そして最良の判断の積み重ねで奇跡が起きるんだけれども、それを運と判断してしまうってことだと思うんです。

ちょっと前に、田舎へ出張に行くことがありまして、1時間に1本しか電車がこないような駅に行ったんです。

その帰路で事件は起きました。

1時間に1本しかこない電車にのって、15分ほどの田舎のターミナルへ向かったんです。

その田舎のターミナルからバスに乗って空港へ向かう為に。

ターミナルに電車が滑り込み、降りようとした時同行者が「あっ、かばんがない」って言い出したんです。

なんと、キャリーケース以外にもっていた、財布やら鍵やらが入ったカバンがないというのです。

同行者の顔がみるみるうちに曇ります。

なぜなら、予約している飛行機に乗らなければ、その日大阪に帰れないからです。

さぁ、こういう時に瞬時に小さな最良判断を繰り返すことが奇跡につながります。

オロオロしている同行者に僕は、とりあえず忘れたであろう片田舎の駅に電話するよう指示しました。

立ち止まるのではなく、歩きながら電話するように指示しました。なぜなら、次の選択肢への道のりを最短にするためです。

僕はその間、電車で片田舎の駅へ戻れないか調べましたが、さすがにど田舎、電車は50分後です(笑

なので、次の選択肢として、駅の外へ向かってタクシー乗り場へ一緒に向かいました。

駅のホームからコンコースへ向かうエレベーター内で、片田舎の駅への電話番号を調べて、そして電話がつながり、かばんがベンチに忘れてあることを確認してもらったのは、タクシー乗り場のほんの少し前。

もし、駅のホームでぼーっと立ち尽くしながら電話してたら、そこからタクシーに乗るまでには5分もロスしてしまいます。

僕はその間、そのターミナルから片田舎の駅までのタクシーでの予想到着時刻を見て、「これならギリ間に合う」と判断して、タクシーの運ちゃんに「大急ぎで片田舎の駅へ、そして、またこの駅にもどってきて」とお願いしました。

バスの出発までの猶予は約60分。

Google mapさんによると往復で55分くらいかかります。

田舎の1本道ですから、前に遅いトラックが走っていて、予想よりも時間がかかる可能性だってあります。

まじでギリギリ。

駅でカバンをピックしている時間を考えると、本当にギリギリ。

でも、ここまでくると、天に祈るしかないのです。

結果として、道も混んではおらず、遅いトラックもおらず、バス出発の7分前には無事カバンをピックして、元のターミナルまで戻ってくることができ、無事空港バスに乗れ、飛行機で大阪に戻ることができました。

この一連の出来事に「運」という要素はかなり大きなファクターをしめます。

まず、駅に電話がすぐにつながってカバンがあることを確認できたこと。

次に、タクシー乗り場にタクシーがいたこと。

タクシーは1台しかおらず、他の人がタクシーを利用しなかったこと。

道中に遅い車や渋滞がなかったこと。

でも、その運を引き寄せたのは、最短かつ最良の判断を繰り返したからなのです。

こういう時に大阪人でよかったなと思います(笑

ぼーっとできない人種で。

あっ、ただ、この話のオチとしては、空港バスが間に合わなくてもタクシーに乗れば飛行機には間に合うんですけどね。

2万円以上かかるけど。

つまり、僕の最良の判断の繰り返しは、マニーパワーには負けるという事です(笑

世の中、金ですね(嘘



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