男の妄想。
2023.02.19
以前、高嶺の花子さんの歌詞の考察というコラムを書いたことがあるのですが、それ以来back numberがお気に入りで、先日車で出張に行った際、往復ずっとLINE MUSICでback numberをかけていたんです。
まぁ、恋愛系の曲はど曲もまぁ、なんていいますか、女々しいといいますか(w
でも、サウンドと歌詞はグッとくるもんがあるんですよね。
その中でも面白いなと思った曲が「君の恋人になったら」という曲。
出だしの歌詞は「もし僕が君の恋人になれた、そのあかつきには」という妄想宣言。
つまりこの後の歌詞は全て、ある男の妄想なのです。
これだけで面白い。
完全妄想のみの詩。
付き合えたら「君の頭とか肩とかに触ってもいいんでしょ、あぁそれは何ともあああ」とフルスロットルのヤバめの妄想。
「あああ」です(w
きっと枕を抱きしめながら、ベッドの上でジャンプしてますよ(w
まぁ、この後、妄想がたんまりと続くのですが、一番衝撃的だった歌詞がこれ。
「もしも君が道に迷い泣き出す時には」の後の歌詞。
初めて車で聴いてた時には「あー、この後は、君が道に迷うなら、迷わず僕は君の灯台となって、君の人生の一筋の光を差そう」的な歌詞がくると思うじゃないですか。
俺に任せとけ、俺が君を導く的な。
でもね、back numberさんはさすがです。
衝撃的です。
「もしも君が道に迷い泣き出す時には
地図と毛布と水筒を持って行くから、一緒に迷おうぜ」。
道を照らすとかじゃなく、地図と毛布と水筒を持って行って、とりあえずは命だけは助かった後は、一緒に迷おうですよ、マジでおもろい。
いや、でも、若者に聞くとこれに共感するというので、ビジネスや交渉などの感覚も一緒に迷おうぜに合わせないといけないのかもしれません。
ただ、これは一緒に迷うのではなく、その迷っている君が自分で答えに辿り着くまで、隣でサポートし続けようという意味なのかもしれません。
とにかく、俺について来いって時代は完全に終了したのです。
一緒に迷って、一緒に悩んで、一緒に解決する時代なのです。
中小企業経営者の皆さん、中間管理職の皆さん、わかりましたか(w
でもね、この曲の歌詞でめちゃめちゃ気に入っているのもあるんです。
「もしも君が眠れなくて寂しい時には
思い付くだけの愛の言葉をお届けしよう
うざったくて笑っちゃうくらい
アイラビュー アイラビュー」
いいですよね、これくらい積極的に言ってほしい。
うざったくて笑っちゃうくらいのI LOVE YOU、いいじゃないですか。
I lOVE YOUを2回重ねるあたりも、英語じゃなくカタカナのアイラビューってのもいい。
清水さんは天才ですね。
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