0から1を作るんだよ
2023.07.25
今日のコラムは4部作かな、3つ前から読んでもらえると嬉しいです。
親がカネモーな同級生に対して、強烈なコンプレックスを抱いていた森川少年ですが、コンプレックスさえ武器になるような出来事が。
そのAくん繋がりで、Aくんが仲良いBくんのご自宅にお泊まりさせていただいたんです。
Bくんは秀才タイプで、性格もいいし勉強もできるし姿勢もいいし正義感までもある。
いいご家庭に育ったんだろうなーと誰もがわかる人物像。
ただ、僕は、彼がどんな家庭の人かは知らなかったんです。
そして、彼の家についた時、言葉が出なかったです。
高級住宅街なのにそこだけ「オレハベッカクダゼ」といわんばかりに、鬱蒼たる森の中に佇む洋館。
家に入るには大きな門(w
「門ってなんだよ、門って城かよ」ってつぶやいたのをすごく覚えています。
永遠とも思える回廊を抜けると広大なリビングが。
11月末か12月頭の初冬だったと記憶しているのですが、人生で初めてみる暖炉とやらの前には、恍惚ともいえる表情を浮かべながらも、「僕はこの家の人間だ」と僕を蔑むような顔で、顔もあげず、片目だけ気だるそうに僕に向けるゴールデンレトリバー2匹。
絶対に届かない永遠とも思える差を感じましたよね。
そこからの記憶はあんまりないです。
ただ、おませさんが持ってきた、初めて吸ったセブンスターの味は、脳裏にこびりついています。
広大な庭の奥の生垣の向こうで、冬の乾燥した空気に香る初めての感覚に。
でも、そこで覚悟が決まったんです。
あー、普通じゃだめだ、この同級生たちと同じ目線じゃダメだと。
Bくんのご家庭は、日本人なら90%以上は知っているような上場企業の創業者一族。
うちは一般ピーポー。
でも、親ガチャを嘆いても仕方ない。
自分がその創業者になればいいやん、かっこいいやん、二代目には絶対できない0から1を作ること。
それを、自分がやればいいんだ。
そんな事を思いながら、セブンスターと一緒に初めて呑んだ缶ビールの味が、とても美味しかったのを覚えています。
0から1を作るのが楽しいんですよ。
コンプレックスなんて、うまれた環境なんて、全部武器にしたらいいんですよ、かっこいいじゃん、それで成功したら!
そんな中2の冬でした。
なんてね。
なーんてね。
思ってねーよ。
なんか、成功者が過去を振り返って書きそうな事を書いてみました(w
こういうの好きですからねー、成功者は(w
後付けサクサクですからね、成功本なんて。
あんなの読むだけ時間の無駄ですよ、だいたい成功なんてほぼ運とタイミングだし。
なんてね。
ただ、創業したいと思ったのは、セブンスターとビールを呑んだ夜ってことだけは、本当です。
40過ぎて何も成せてないですけど、身近な人だけでも幸せにできる人生を歩みたいなと思ったりしています。
一番身近な人を幸せにしたいなー、と。
酔ってるのかな、酔ってるんだよ。
だって、昨日、ほぼ4人で11本あけたホムパしたしね(w
あー、全然まとまらんかった。
明日からは、また毒なコラムに戻ります。
写真はいつものバーで呑んだ、いつもじゃないピノ。
情緒不安定な味がしました(嘘
おめーだよ、情緒不安定なのはってツッコミでOKです。
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