さかもりの焼鳥日記

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思いやり脳

2023.09.16

思いやり脳

毎日繰り返される、当たり前の作業。

そんな誰しもがする単純作業でも、幸福と感じることもあれば、ストレスに感じる事もあると思うんです。

僕は炊事・洗濯・掃除、全部自分でやるんです。

パートナーがいたとしても、特別な事がない限り全部僕がやります。

それなりにお金も稼ぐし、たぶんすごく優しいし、割と良い物件系男子(w

冗談です。

どんな家庭でも、誰かが炊事・家事・洗濯をしていると思うんですけど、その単純作業も「ダリー」ってやるよりも「楽しいな」と思いながらやりたいじゃないですか。

例えば洗濯。

基本的にためるとしんどいので、毎日必ず洗濯するってのが「ダリー」と思わない要素なんですけど、もう一つあるんですよね。

例えば、誰かと住んでいる時。

彼氏でも彼女でも家族でもいい。

洗濯カゴの中に乱雑に脱ぎ捨てられる洗濯物。

ジーンズにパンツがくっついてたり、ポケットの中にティッシュが入っていたり、シャツの裾が逆になってたり、カゴにおさまりきらずだらしなくフチに洗濯物がかかっていたり、下着が乱雑におかれていたり。

靴下は裏返しだわ、パンツも裏返し。

そういうのを見ると、げんなりするんですよね。

洗ってもらう人の気持ちを考えてないなと。

カゴに入れるというタスクだけはクリアしてると思うんですけど、やっぱ毎日洗う側からするとイラッとする。

そして、最初は優しく言うんですね。

「もうちょっと、ちゃんと入れてね」と。

でも、毎日、毎日、毎日、毎日ちゃんとされないと、「ちょー、ちゃんといれてーや」と語気が強くなり、最後には「なんで、ちゃんといれへんねん」と喧嘩になる。

でも、そういう相手ってバカだから、思いやり脳が欠落してるから言うんです。

「ええやん、それくらい、細かいなー、毎日ぐちぐちと」とか言いやがるんです。

今、僕、世の女性からの好感度上がってません?(w

思いやり脳がないやつからしたら、何を細かい事でキレてるねんって話ですけど、こっちは毎日イライラしとんねんって話で、どんどんその人が嫌いになっていく。

ほんまに嫌いになっていく、嫌悪感を抱くんです。

何わろとんねん、こいつ、きもいわーってなるんです。

ほんのちょっとのことなんだよな。

例えば、僕は男子なので、女子の洗濯物を洗う時。

洗濯カゴにきちんと入れられてて、袖もテレコになってることもない。

バスタオルの下にそっとおかれた下着。

ちょこんと揃う小さな靴下。

今から洗うのに、もう洗われて、まるでクローゼットにきちんと収納されてるかと見間違うかのように、整然とおかれた洗濯物たち。

そういう、ちょっとした気遣いがあると、毎日ただただ生産性のない単純な洗濯という作業も、その人のステキな一日を彩る衣装になると思えると、めちゃくちゃ幸せな気分になるんです。

その人が、自分が洗濯した服を着てるだけで幸せな気分になるんですよね、人間単純なもので。

ほんの少しの思いやりが、多幸感を生みますし、思いやり脳がないやつに当たるとそれがストレスに変わる。

世の中の男子諸君。

思いあたる節はありませんか?

奥さんが洗濯してくれてるとして、靴下やパンツを裏返しにして乱雑に洗濯カゴに入れてませんか?

うちの嫁うるさいんだよ、それくらいやれよー、とか酒の席で愚痴ってませんか?

相手がどうしたら楽になるか、やりやすいか、楽しくできるか。

相手を思いやる事こそが、楽しく生きる最高のファクターなのではないかと、僕は常々思っています。

仕事もですよ、仕事も。

ちょっとのことでも、一回立ち止まって、これは相手にとってどうなんだろう?

そう考えるだけで、もしかしたらビジネスの成功へのスタートラインにたってるのかもしれません。

いや、たっていると確信しています。

そんな事を語りあいながら、口がおすべり系男子と呑んだシャンパーニュは、幸せの味がしました。



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