B系人間
2023.11.09
人は感情に流される生き物であることを理解しているからこそ、自分の行動は常に合理性を主軸にしなければならないと思っています。
合理的にはAを選ぶべきなんだけど、感情的にBを選ぶなんてことは世の中ザラにあるのですが、僕はなるべくAを選びたいのです。
起業直前のお客さんと話していたんですけどね、この間。
その方が言うんです。
「会社のはんこって、やっぱり最初にある程度ちゃんとしたやつを買った方がいいですか?」と。
この時点でBですよね、合理的の真逆。
ハンコの値段で利益が増えるなら、僕は何百万円でも出しますけど、ハンコというお金を一切産まないだけでなく、煩雑な書類作業を増やすだけの存在に資金を投入するという考え方自体B。
合理的にありえない。
僕はいいます「一番安いやつでいいでしょ、昔の金印じゃあるまいし」と。
でも彼は言うんです「でも、象牙とかちょっといいやつの方が運気が上がりそうじゃないですか」と。
もうね、めっちゃB。
高いハンコを買えば運気が上がるなら、僕だって買いますよ。
まだ創業も努力もしてないのに、いきなり運頼み。
人事を尽くさず天命を待つ系男子です(笑
創業初期なんて、いかに無駄なものに投資をせずにキャッシュを保つかが重要なのに、わけのわからん印鑑に10万円かけるとか、まじでB。
そもそも会社を作るのに実印と銀行員と角印を作るとかもまじでナンセンスだけど、流石に今の日本でビジネスをする限り実印と銀行員くらいは必要なのが実際のところ。
なので、会社を作る時はハンコヤドットコムで一番安いハンコを作ります。木のパチモンみたいな安っぽいやつね。
それで十分、ハンコで売上は変わりません。
角印なんて請求書か領収書にしか押さないんだから、あんなものIllustratorでちょちょっとテンプレを作っちゃえばいい、カラープリントしたらもうハンコ(w
ちなみに僕の個人の実印は幼稚園の卒園でもらった時のもの。
40年近くずーーーーーっと使ってますし、何の不便もない。
はんこがちゃちいからと契約を断られた事なんて、もちろんない。
ハンコにお金をかけるのがBで、かけないのがAなのです。
もし、今、個人の実印を作りなおせと言われたら、それこそ文房具屋に売ってる100円くらいの印鑑にカッターで適当に傷をつけて世界に一つだけのハンコにして使いますよ。
それこそA系男子。
でも、人は感情で判断できない生き物なので、いまだに印鑑商法なるものが存在するのであるわけです。
なので、ワインのビオディナミとかも眉唾。
月の満ち欠けを考えながらワインを作るとか、めっちゃ斜めから見ちゃう。
無茶苦茶鋭角から見ちゃう。
満月の日にボトリングしたら味が違うとか、それ商業的に言いたいだけちゃうのと(w
ただ、スピリチュアルやオカルトが好きなB系人間が、世の中には結構いるからこそ、そういうのがウケるのであって、そういう人向けのマーケティングとしてはビオディナミもありかなとは思います。
B系人間に喜んでもらう為にBのフリをするAってのは、カシコなのです。
そんな事を考えながらも、今日も家で呑んだ方が安上がりだけど、ワインバーでワインを呑んでしまうというBな行動をしている僕なのですが、ワインバーでワインを呑むというのはワインだけではなく、同行者とのおしゃべりや、ワインバーでの会話や雰囲気、そして有意義な時間を楽しむための費用なので、それは確実にAなのです。
Aだと信じたい(w
あっ、AだのBだの、高校生みたいな会話ですみません。
意味は違いますが。
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