さかもりの焼鳥日記

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ぼくの生きた道

2023.12.31

ぼくの生きた道

令和5年最後のコラム。

もうみんな忘れてるかもしれませんが、今年の5月まではみんなアホみたいにマスマスしてたんですよ。

この3年はマスマスに翻弄された3年でした。

コロコロ当初の3年前から社内社外を問わず、「マスマスなんかするな、ただの風邪や」と言い続け、マスマスを拒否し続け、旅行に行きまくり、外食しまくりなノー自粛を貫いてきまして。

コロコロへの対応はまったくもって正解だったのですが、商売的には大きく見誤りました。

日本人がここまでアホやとは思ってなくて。

七五三やお宮参り、マタニティや成人式などを撮影するフォトスタジオを9店舗経営していたのですが、コロコロ前の1/3とかの売上になってしまったんですね。

飲食は補助金でましたけど、サービス業や観光業はほんまに死んだんですよね。

僕はコロコロ騒ぎなんて1年で終わると思っていたのですが、2年・3年と続き、フォトスタジオで写真を撮るなんて文化がどんどん死んでいきまして。

そしてコロコロで出生数の減少が急加速し、マーケット規模は10年前の半分以下に。

コロコロが3年続くとわかっていたら、初年度に2店舗くらい残して7店舗閉鎖して、雇用調整助成金をもらえる間はスタッフを休ませつつも新しいビジネスを模索するのが正解だったのです。

それはタイムマシーンがあれば、3年前の僕に伝えてあげれるけど、今となってはアフターフェスティバルでして。

フォトスタジオって粗利率が95%とかのビジネスでして、裏返すと固定費は高い。

つまり、売上が激減すると、恐ろしい固定費が毎月のしかかってくるのです。

3年間の負債は1億円を超え、今年断腸の思いで9店舗中7店舗を閉鎖して損失を確定させたんです。

でもこの判断はよかった。

運という言葉はあまり使いたくないのですが、8月の決算で多大なる特別損失を計上し、一気にウミを出してからは、そこから一気に風が流れ出したと言いますか。

マイナスに向いていたベクトルが一気に急角度でプラスに向いて、すべてが絶好調に。

新たなチャレンジも全部うまくまわりだして。

過去の損失がいきなりプラスになって突然やってきたりして。

そして、どうしてもやりたかった「さかもり鶏弁当」が僕の想像以上にヒットしまして。

このインスタのストーリーだけしか宣伝してないんですけど、応援して広めてくれる人がいてくださって、さらに口コミでも広がって。

製造が追いつかないほどの注文を連日頂戴しまして。

それが本当に嬉しくて。

だから、2024年がめちゃくちゃ楽しみなんです。

プライベートも紆余曲折ありましたけど、今はそれなりに幸せな日々なので、こちらも穏やかな2024年になればと思います。

スタッフ、関係者の皆様、お客様本当に1年ありがとうございました。

2024年もよろしくお願いします。

そんな大晦日、2023年最後のワインはなんとポルトガルの白。

ポルトガルの白なのに12,000円という強気設定。

でもね、これは相当美味しい。

ブルゴーニュの高級なシャルドネを呑んでるみたい。

3年くらい寝かした方がいいそうなので、追加で3本注文しましたとさ。

3年後、同じ季節に、また呑みたいと思います。




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