うちの昼職のオフィスは子供を連れてきても全然OKでして。

女子スタッフが大半というものありまして、みんなで面倒見るパターン。

そして、子供同士で勝手に遊んで勝手に泣いて、なんてパターン。

たまにしか会社に行かない僕ですが、さすがに大男がサングラスして行くとキッズたちも僕を避けるようにするのですが、10分もすればみんな寄ってきておしゃべりキッズに早替わり。

こないだ5歳くらいのスタッフのお子さんが「ねぇねぇ、僕、将来電車の運転手になるんだ」って言うてきたんです。

僕にね。

子供と動物にはモテますので。

だから、僕は言うたんです。

⚪︎⚪︎くん、そっか、それはいいね。

僕も小さい頃電車の運転手になりたい時期もあったよ。

でもね、残念ながら君が労働力となる頃の電車の運転手という職種は完全に斜陽産業だよ。

だって20年後の労働人口を考えると、電車の運転を人がやってるなんてことは無理なんだよ。

人手不足すぎるからね。

考えられないよ。

だから主要路線はほぼ自動運転になるだろうし、ローカル路線はもしかしたら手動運転が残るかもしれないけど、それは自動運転のインフラを整備するまでもない路線なわけでね。

つまり、そのローカル路線に未来はないよね。

自動運転への改造する投資をしても回収できないけど、地方自治体の要請とかで残している路線なんだから。

そもそも、地方都市なんて消滅前提都市なんだから、電車の運転手なんて職種に未来はないだろうしね、きっと。

もしかしたら、電車でGOのように緊急時に遠隔で操作するような仕事は残るかもしれないけど、まぁ、それも今の運転手というロマンある仕事とは違うよね。

行楽地でSLの運転手なんて職種は残るかもしれないから、どうしてもというならそういうのを目指した方がいいかもね。

ただ、かなり狭き門になるだろうし、狭き門ということは給料も安いしね。

高級ブランドもディズニーも雇用されたいという人が多ければ、給料を上げる必要がないからね。

やりがい搾取だね。

まぁ、SLも耐用年数からいうと、あと50年も続くかというと微妙だしね。

だから、電車の運転手はすてきな夢だけど、現実的には自動運転のプログラムを設計する仕事とかの方が職種的には近いかもね。

って言うたんです。

僕は子供といえども一人の人間として話しますので。

ちゃんとお話ししてあげたんです。

え？

で、どうなったかって？

ママ女子たちの視線がえぐかったです。

なんで？

なんでなんで？　

一人の男と一人の男として話したのに。

なぜ、冷たい視線されたのかわからないって話しをしながら呑んだシャンパーニュは、未来の味がしました（w

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