さかもりの焼鳥日記

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兵庫国の誕生

2024.03.07

兵庫国の誕生

カリスマ的人気を誇る若手政治家が兵庫県知事に立候補して圧勝するんです。

その公約は「兵庫県民の個人の税金・社会保険料・年金を無料にする。外から金を稼ぐ株式会社兵庫としてノータックスの県にする」と。

兵庫県は日本海から瀬戸内海の全域にあり、神戸空港に伊丹空港・但馬空港と空港を3つも有し、ゴルフ場の数は日本一、神戸ビーフに瀬戸内海から日本海の海鮮と、観光立国になるうえでの要素が多々あるため、それを全面的に押し出しての海外からの観光客を誘致し、その税収でノータックスの県にすると演説するのです。

ITとAIを駆使して役所の業務を徹底的に効率化し、個人からの税金をゼロにし、法人の税金も限りなく低くして海外からの企業もどんどん誘致すると。

荒唐無稽とも思われる公約なのですが、そのカリスマ性で得票率90%とかで圧勝するんです。

なぜならば、カリスマ的人気と、ノータックスという公約がポピュリズムをくすぐるんです。

どうやってノータックスの県にするかの数字を弾いて判断するのではなく、彼ならノータックスの県にしてくれるだろうと兵庫県民は期待し、そして踊るのです。

そして彼が知事に就任後の所信表明演説で驚きの発言をするのです。

それは「兵庫県は日本国より独立し、兵庫国とする」。

そして「兵庫国は兵庫県内にある自衛隊駐屯地を国軍とし、兵庫国軍は専守防衛に縛られない」と。

さらには「日本国が兵庫県の独立並びに物資・エネルギーの輸入を武力や警察権力をもって妨害するならば、我が国は日本国への先制攻撃も辞さない」と。

そうです、彼は自衛隊や警察官僚の兵庫県担当の上層部と完全に結託しており、日本国へのクーデターともいえる行動をとるのです。

これに対して弱腰の日本政府は具体的な政策を打ち出すことができません。

なぜなら、兵庫国は国軍を有し、専守防衛を破棄すると宣言しているからです。

日本のアキレス腱を見事に利用した外交先制パンチで、日本国政府は狼狽し有効な手段をうてません。

日本国が狼狽し続ける日々が続けば続くほど日本の物流や交通は大混乱。

なぜなら、兵庫県は日本海から瀬戸内海まで領土があるため日本列島を分断できるのです。

そして、兵庫国元首となった知事はさらに宣言するのです。

「我が国の領土を通過するすべての移動手段に通行料をとる。さらには、淡路島と本土との間の船舶の通行にも通行料をとる」と。

さらには「日本国民が兵庫国民になりたい場合、今後1年以内に移住した場合に限り永住権を与え、その後は資産1億円以上を保有するものしか移住を認めない」と宣言したものだから、閉塞感しかなかった日本国民はこぞって兵庫国への移住を希望しだしたのです。

そして彼はさらに大きな野望と戦略を持って元首となります。

それは・・・。

なんて小説書きたいなーって妄想しながら、ドイツのシュペートブルグンダー(ピノノワール)を呑んでおりましたとさ。

noteで書こうかな。




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