さかもりの焼鳥日記

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絶体絶命な勘違い②

2024.05.14

絶体絶命な勘違い②

今日のコラムは昨日の続き、僕的にはオモロイのでぜひ1つ前のコラムから読んで欲しい!

彼は言います。

「森川さま、当館を再びお選びいただきありがとうございます」と。

シーン。

シーーーーン。

永遠とも思える静寂が流れます。

シーーーーーーーン。

僕は脳をフル回転させます、どないしようと。

「再びお選びいただきありがとうございます」ってことは、初めてここに来た顔をしているのに、ここに来たのが2回目なのが女子にばれる訳です。

きっと彼女は言いますよね「ねぇ、誰ときたの?いつきたの?何で黙ってたの?」と。

楽しい旅行の初日も初日の最初から雷鳴が轟くような事は嫌なのです。

でも、「なんで他の女と来た宿を選ぶの?」と言われるのが目に見えている訳です。

しかーし、言い訳なんて思いつきません、だって実際2回目なんだし。

時間がありません、沈黙は罪なのです。

時がとまっているように感じますが、1秒もないはずの時間で、僕の脳みそがフル回転で導き出すのです。

その時点では100%正解であろうという答えを。

100%やけくそな答えを。

その答えが、静寂を切り裂きます。

「えっ、2回目?」

「いや、僕、ここきたの初めてですよ」

最低です(w

最低最悪の回答です、でもそれしかないんです。

シラヲキルって言葉しかないんです。

スタッフの顔を見ると「あっ」って顔をしてます。

彼女の顔は怖くて見れません。

すると、僕の「初めてきました」という回答の後の静寂を切り裂くように、彼女が言うんです。

彼女が今から言う言葉を、このコラムをここまで読んで想像できた人がいたら、まじで大谷翔平をモデルに野球漫画をかけるはずです(w

それほど突拍子もない事を言います。

事実は小説より奇なり。

彼女はいいます。

「ねぇ、初めてじゃないよ」と。

へ?

へっ?

パニックに陥る僕(w

彼女はさらに畳み込みます。

「初めてじゃないじゃん、2回目やん」と。

んな訳ないんです。

だって、前回来たのは違う女子。

だから彼女とは別人、だから2回目な訳じゃないんです。

完全にパニック、汗でまくり。

こやつは何を言うてるんやと(笑

一言たりとも気の利いた言葉なんて出てきません。

そして、おそらく驚愕した顔で彼女を見ている僕に対して、彼女はまた言います。

満面の笑みで。

「こないだ行ったじゃーん、もう忘れたの?前に関東に旅行した時の宿も◯◯リゾートだったじゃん」

「だから2回目なんじゃーん、もぉ忘れちゃったの?」と。

彼女の後ろが窓だったんですけど、完全に後光がさしてました。

天使が舞い降りた瞬間でした(w

彼女が言うた意味わかります?

ちょっと前に旅行で行った関東の地で◯◯リゾートに泊まってたんです。

それを1回目、今回は別の観光地やけど◯◯リゾートに泊まるのは2回目だから、2回目の宿泊だよって言うたわけです。

まさに奇跡。

パニック状態の僕、やっちまった感のスタッフ。

絶望的な空気感の中その全てが彼女の一言、いや、彼女の大いなる勘違いによって救われたのです。

めっちゃいい子やなと思いましたよ、ほんまに。

そしてすべてを理解した僕は、人生史上最大に落ち着き払った声色で答えるのです。

「せや、2回目やなー」と(w

すると彼女はいいます。

「だって、前回も浴衣小さいからXL用意してくたてじゃん、ちゃんと覚えてくれててよかったね」と。

神です(w

まじで神。

だって前回、僕、浴衣きてないもん(w

それ、別の宿やもん。

絶対絶命なピンチから勘違いで救われたお話でした(w

まだ続きます。

写真は食事にペアリングしてもらったロワールのソーヴィニヨンブラン。食事がレモンシャーベットでワインも酸が強かったので、酸味と酸味で口の中が梅干ししてました(笑




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