あべこべばなし②
2024.06.16

今日のコラムは前回の続き、できれば前回から読んでいただきたいです。
お宮参り撮影でお子様がぐずって全く撮影できなかったお客様が、1年後に「1年前のお宮参りは全然撮れなかったので、その時の再撮影を1歳の誕生日撮影として撮ってくれないか?」と。
本来では行っていないサービスなのですが、繁忙期でもないし平日だったのでOKしたんです。
そしてそのお客様が来店され撮影を始めたんですけど、途中からママさんが「1年前のお宮参りの写真を見せてくだささい」とおっしゃられたんですね。
でも、こちらとしてはお子様がぐずって1枚も撮れていなかったので「1枚も撮れてないですよ」とお伝えするんですけど、ママさんは「絶対に撮った、1枚もないなんておかしいし、この子のお宮参りの写真がないとかひどすぎる」っておっしゃるんです。
めちゃくちゃお気持ちはわかるんですけど、でも撮ってないんです。
すると今度はパパさんも激怒しだして「俺も覚えている、撮っていた」と。
でも、こちらとしては実際に撮ってないんでどうしようもないんです。
とりあえずお客様は激怒され、撮影後に前回コラムに出てきたイケメン男性スタッフがクレーム対応をすることに。
フォトスタジオって撮影したデータを無くすのが最大の事故なので、限りなく事故が0に近くなるようなバックアップ体制をとるんですね。
うちだと、カメラには2枚のメモリーカードを入れて2枚に保存することで、記録媒体の故障を予防して、その後スタジオ内のPCでメモリーカードごとバックアップをとって、など、さらにここから2工程のバックアップをとっていくんですね。
そのお客様が激怒された1年前の撮影データも、スタジオのPCでバックアップを撮っていたんです。
ただ、1枚も撮れていないから、その前後のお客様の撮影データがあって、そのお客様のデータは「ここからそのお客様ですよ」という目印を撮影したデータだけあって、やっぱり撮影データはないんです。
お客様の勘違いなので毅然と対応するしかないんですけど、そのクレームを男性スタッフに任せていたら、なんと電話では済まずにお客様に謝りに行くというのです。
うちとしては非はないので、何を謝りに行くんだろうと思ってはいたのですが、お客様に「行く」とスタッフは言うてしまってるし、なんか行く気まんまんなので、まぁ放っておいたんです。
で、そんな事も忘れていたある日、その男性スタッフから電話がかかってきたんです。
めっちゃ明るい声で、意気揚々と。
「あ、もしもし、クレームのお客様と交渉してきて、うまくまとまりました、よかったです」と。
「あ、そうなんや、納得してくれたん?」と聞くと、「はい、撮影代金5万円の返金と慰謝料10万円でまとまりました」と言うんです。
「ん?うちに非はないのに、返金に慰謝料?」というと、「はい、うまくまとめてきました」と(w
もうね、空いた口ってのはこういう時に塞がらないんですよ。
そのお客様は法曹関係者だったようで、もうガッチリ巻かれてる始末(w
うちは1円も払う必要のない金を15万円も払って、しかも人件費までかかって、踏んだり蹴ったり。
この時ばかりは、その男性スタッフに請求してやろうかと思いましたよ(w
でも、こんなケースでも、会社経営のリスクとして流さないといけないんですよね。
「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
半沢直樹では、大和田常務が浅野支店長にこう言うてましたけど、それはエリートサラリーマンの世界、きっと。
僕らは「上司の手柄は部下のもの、部下の失敗は上司の責任」なのです。
経営者ってのは、半沢直樹の敵とは逆パターンで生きていかなければいけないってお話でした。
写真は半沢直樹を見ながら呑んだ、アンドレクルエ。
美味しいメロンを頂いたので、美味しいシャンパンをあけましたとさ。
なんか、新しいビジネスを始める時って半沢直樹を見たくなるんですよね(w
あ、僕、単純なんで。
今月は弁当屋にワインバーに2店舗もオープン、そしてフォトスタジオの堺東店を閉店。
人生イロイロです。
大阪・北新地で焼鳥なら炭火焼鳥・さかもり北新地へ
