さかもりの焼鳥日記

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不幸の宝くじをも

2024.12.27

不幸の宝くじをも

娘がまだ小学校4年生くらいの時に、JR芦屋駅前の地下にあるコープによく行ってたんです。

ある時娘が「パパと同じ名前の人形があるよ」と言うので何かなと見たら、なんかコープ共済の勧誘をしてたみたいで、そのキャラクターの名前が「コーすけ」だったんです。

「コー」プでた「すけ」あいでコーすけだそうで。

娘が「ねぇ、パパ、あれ何を売ってるの?」というので、ぼくは買い物をした食材などを袋につめながら言うたんです、いつものでっかい声で。

「あれはな、不幸の宝くじを売ってとるんや」と。

「不幸になったら金もらえるんや」と。

ぼくとしては普段通りの事を言うてるつもりなんですけど、高貴な芦屋のマダムたちには刺激が強すぎたようで、空気がピキーーーーと凍りまして(w

まぁ、でも、保険なんてそんなもんで、不幸になれば金がもらえる。

でも、幸せのまま過ごせば保険料は無駄になって金はもらえないけど、健康でいられる。

皆さん、よくよく考えてみてくださいね。

世の中に「⚪︎⚪︎生命ビル」って多くないですか?

外資系の保険の営業マンってギラついてないですか?

保険って儲かるんですよ(w

だって、民間企業が宝くじを売っているのと同じですから。

宝くじなんて、めちゃくちゃ率の悪いギャンブル。

競馬だと売上の25%が簡単にいうとJRAの取り分ですけど、宝くじだと50%以上が運営の取り分。

ギャンブルって胴元以外、継続的に儲かる訳がないのです。

ちなみにパチンコだと10%前後と言われていますので、ボロ儲けしているイメージのあるパチンコが一番儲からないという図式。

つまり保険なんてものは、不幸になれば当選する死神のギャンブルでありまして、胴元が儲かるのは当たり前なのです。

保険も金融商品でして、金融商品たるもの原価がないもの、そら利益率は莫大。

SONYの創業者である盛田昭夫はアメリカのシカゴに行った時に、大きいビルが生命保険のビルだと知って「SONY生命を創れ!」と保険会社をつくったほど、儲かるのです。

ちなみに、ぼくは生命保険にほとんど入っておりません。

ほとんどというのは、元嫁が五月蝿いのでもうすぐ6歳になるチビが受取人の生命保険はかけてたのと、節税になる生命保険もかけてましたが、それも税務署のルールがどんどん厳しくなってきたので全部解約。

じゃあ、なぜこんなコラムを急に書いたかというと、その不幸の宝くじすら当たらないように日本政府がするそうなんです。

高額療養費制度ってのがあるんですね。

不幸にも重たい病気にかかってしまって、手術や療養した時に払う医療費の上限を決めて、不幸な人に少しでも金銭面リスクを軽くしてあげようという制度。

この高額療養費制度を年収別に値上げするそう。

「年収別に値上げならいいじゃん」と思うかもしれませんが、後期高齢者を含む住民税非課税世帯はその上限が月8,000円。

8,000円で高額医療が受け放題。

でもね、ぶっちゃけ75歳以上で大きな病気をしたら、それはある意味寿命じゃないですか。

天寿を引き伸ばすために高額な医療費を使って、高齢者の本人負担は月最大8,000円。

そして、年収別に値上げということは、年収のある現役世代が不幸にも大きな病気をしたら、そこからは金をむしりとるんですよ。

年収510万円なら月11.3万円、年収770万円なら月18.8万円、年収1,650万円なら月44.4万円を上限に払わないといけないんです不幸に当選してしまうと。

そもそもセーフティネットとは、現役世代という若くして大病を患った方の金銭的負担を軽くするための保険、言い方は悪いけど不幸の宝くじなわけじゃないですか。

この不幸の宝くじの当選者からもさらに金をまきあげようとしているのが厚生労働省なんです。

そしてこれ、厚生労働省の方針ですからね、法律でも何でもない。

働いていない老人は月8,000円、働いてるけど病気で働けなくなった現役世帯からは金をまきあげる。

現役世代が働けなくなったら、その家庭は詰むんですよ。

それを救わずして、どこがセーフティネットなんだと。

年収1,650万円もあるからいいじゃないかっていいますけど、会社員の1,650万円の世帯なんて別に全然贅沢できるような手取り収入じゃないですからね、まじで。

こんな制度を許していいんですかね。

日本国という存在がどんどん嫌いになっていきます、どうしたらいいんでしょうか。

あまりにもむかついたので、コラムにしてしまいました。

皆さん、どう思いますか?



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