さかもりの焼鳥日記

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色んな人の話

2025.01.03

色んな人の話

こないだワインバッカーズで呑んでいたら、「森川さんってビジネスの師匠とかいるんですか?」って聞かれたんです。

体育会系が苦手で帰宅部に逃げ込むタイプのぼくとしては、師匠とか先輩とか、そんな事を考えた事もない。

ワインの師匠はいるんです。

心斎橋にあるとあるマニアックなワインバーのマスターが僕の勝手師匠。

弟子と認められた訳ではなく、ただの勝手に師匠と思っているだけの師匠(w

勝手師匠のトークでワインがもっと好きになったし、そこからソムリエスクールに通って勉強して資格もとったし、さかもりでリストしているワインも彼から影響を受けているものも多々。

今年からワインバッカーズでチーズフォンデュを始めるのですが、そのチーズフォンデュも勝手師匠のパクリ(w

いえ、パクリではありません、勝手に弟子が引き継いでいるのです(w

話を戻しますと、ビジネスの師匠ですが、正直ビジネスシーンにおいて師匠と思う人はいませんし、目標にしてきた人も、教えを乞うたこともない。

反面教師的な人はかなりたくさんいますけど(w

ただ、尊敬すべき方はもちろん多々います。

ビジネススキームがどうだの、金儲けがどうだのとかは興味ないんですけど、人間としてね。

例えば、今お付き合いさせて頂いている経営者の中で最も付き合いの古いオーナーさんは、かれこれ22年のお付き合いですが、歳を重ねるごとに腰が低くなっていく。

ご自身の従業員や関係者をとても大事にされているし、誰に対してもとても丁寧。

相当順調な会社さんなんだけど、イキルなんて事はなく、誰にでも感謝感謝。

そこの子会社の社長さんも20年前からのお付き合いですが、そのオーナーさんと同じように本当に腰が低い。

そこの会社に行くと、スタッフもみんな丁寧で、こっちが恐縮してしまうほど。

いつもすごいなーってお思うんですけど、ぼく自身は横柄なタイプではないとは思うけど、つまんない話や当たり前の話を聞こえないフリをするという特技があるので、そんなにみんなに優しくも丁寧にもできないんですよね。

だから、いつもすごいなーと。

あ、これを書いてて思い出しましたけど、超反面教師的な出来事があったなー。

そっちの方がコラム的に面白いでしょ(w

A社というとある会社があったんですけどね、そこの事業案件を一緒に取り組んだのがB社長。

かなり困難な案件だったのですが、なんとかA社の案件をうまくまとめて、A社の社長は大喜び。

もともとのフィーの他に、お礼がしたいとA社の社長室に呼ばれたんです。

そこで、A社の社長はぼくとB社長に大して「ありがとうな、これはほんのお礼、2人で折半して」と帯封が10個ほど入った封筒を渡してくれたんです。

めちゃくちゃ嬉しいじゃないですか、通常のフィーに加えてのお手当。

歳上だったB社長は「ありがとうございます、2人で折半します」と言って、その封筒をかばんにしまって、ぼくらは社長室を後にしたんです。

2人でエレベーターに乗って1Fまで降りたら、B社長は「トイレに行くから待っておいて」というんです。

もうオチはわかりますよね。

そのB社長はそのまま帰ってくることはありませんでした(w

B社長は一人社長で社員もオフィスもなかったので、その後、連絡はすべて拒絶されたのでお手上げ。

でも、あるパーティで彼とたまたま会ったので、彼に詰めたんですよ金返せと。

すると彼は「何のこと?」です。

鉄板力ってのはすごくて、ぼくはもうどうしようもありません(w

色んな事を反面教師させてもらいましたよ。

他にも反面教師系経営者はたくさんいるんですけど、最後にぼくが出会った天才のはなし。

この人めっちゃ頭いいなーって人とあまり出会った事はないのですが、こいつは天才って人に出会った事が人生で一度だけありまして。

それが、うちの役員でシステムエンジニアのOくん。

思考も行動もすべて凡人のぼくには想像できないような天才っぷり。

どう天才なのかは天才すぎて書きずらいので割愛しますけど、そんな天才が身近にいることが、ぼくの人生の刺激であり運の強さであると思っています。

写真は新年のイタリアンおせちディナーで呑んだ頂きもののドンペリ。

やっぱお祝いはドンペリでしょうに。



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