敬意の行動
2025.01.19

先日、外国人のノーショー問題をコラムにした所、結構反響がありまして。
やはり飲食店って外国人に限らず、ノーショーやドタキャン問題に悩まされているのは事実。
ホテルや旅行、航空券などのキャンセル料は素直に受け入れるのに、飲食店がキャンセル料を請求すると「聞いてない」だの「何で食べていないのに払わないとダメなんだ」だの、逆ギレしてくるパターンはかなりあります。
なのでスタッフも萎縮して、キャンセル料を言い出しにくいもんだから、そういう輩はまた増長する。
そしてこのキャンセル料逆ギレ人間を増長させたのが、ぼくのコラムのもはや大好物であるコロナ(w
コロナで日本中がお楽しみのさなか、国土交通省がJALやANAなど日本資本の航空会社に対して「コロナでのキャンセルはキャンセル料をとらないで」と要請したのを覚えていますか?
あれが悪手だった。
だって、航空会社は大手だから、キャンセルされた分を国から補填された訳じゃないですか。
つまり、お客さんが乗っても乗らなくても自分の腹は傷まない。
ちなみにその名残で、今でもコロナやインフルに感染した場合、診断書を出せばキャンセル料は無料になるんです、知らない人多いけど。
つまり、多くの国民は「コロナといえばキャンセル料は無料になる」というある種の免罪符を手に入れた訳です。
そして、大手航空会社は補填されるけど、我々のようなちっぽけな会社は、もちろん補填なんかされないのに、コロナと言えばキャンセル料が無料になると壮大な勘違いをした国民に「コロナだからキャンセルします、キリッ」みたいな、あたかもキャンセルは当然な事と死亡宣告される訳です。
よーく覚えていますよ、そういう発言。
「コロナに感染したからキャンセルします」と。
その頃はぼくもホールで業務しておりましたので、ぼくは平然とキャンセル料を要求すると、もう爆ギレ、逆ギレ、ブチギレ。
そらそうですよね、壮大に勘違いした国民たちは「コロナでキャンセルしてやってるんだ、俺たちの行動は正義なんだ」と思い込んでいる訳です。
「キャンセルする行為こそが感染を広めないための正義の行動」と主張してくる訳ですよ。
でもその間違った正義が飲食店を含む、様々な業種の人たちを窮地に追い込んで、そしてそれが今も続いている訳です。
今でも普通に「インフルにかかったのでキャンセルします」と絶対正義を振りかざしてきますもん。
そして「インフルなのにキャンセル料をとるんですか?」と平然とのたまう。
でもね、ぼくには関係ないんですよ。
キャンセルはキャンセルです。
身内に不幸があろうが、常連だろうが、インフルだろうが、コロナだろうが、電車がとまろうが、キャンセルはキャンセルなんです。
ぼくは、キャンセルポリシーにのっとってすべての行動をとります。
うちは4人未満のご予約の場合、前日の17:00までにキャンセルをご連絡いただければキャンセル料はいただいておりません。
前日のキャンセルは正直痛いのですが、食材はまだ仕入れていませんし、他のお客様のご予約が入る可能性もあるので、そういうキャンセルポリシーにしておりますが、それ以降のキャンセルはお一人あたり7,800円のキャンセル料を頂戴しております。
うちは男性9,800円、女性7,800円の定額なので、女性1人分の金額をキャンセル料に設定しております。
そして、このキャンセル料は徹底してご請求しており、90%以上の方からキャンセル料を頂戴しておりますし、残りの10%もしつこくしつこく請求しております。
普段のぼくなら「そんなの損切りしたらいい」と言うところですが、キャンセル料だけはコストをかけてでも得しなくても請求します。
それは、なぜなのか。
それはね、さかもり全スタッフへのぼくからの敬意なんです。
毎日仕込みをし、1本1本丁寧に鶏肉を刺し、店を綺麗に掃除し、炭を起こし、焼き鳥を焼き、ドリンクを提供し、笑顔で接客する。
そんなスタッフの努力を踏みにじる行為がキャンセル料の未払いだと思っています。
キャンセル料の請求は、飲食というカタチで世間に貢献する我々の正当な要求であり、それこそが正義なのだとぼくは思っています。
なので、悪口を言われようが、銭ゲバと言われようが、ぼくは絶対にキャンセル料を請求します。
それができない飲食店経営者は、スタッフを愚弄しているといっても過言ではないと、ぼくは思っています。
まぁ、だいたいの人はいい方なので、普通に払ってくれるんですけどね、キャンセル料。
ぼくももちろん払いますよ、それが普通ですから、社会のルールですから。
みなさん、キャンセル料、ちゃんと払いましょうね、それが普通なのですから。
大阪・北新地で焼鳥なら炭火焼鳥・さかもり北新地へ
