太さの重要性
2025.01.30

ジャイアントキリングとか下剋上ってのがどんどん難しい世の中になっている気がします。
YouTubeとかtiktokに毒されている世の中において、お金を持っているという事の価値や評価はすごく上がっていて。
例えば、ちょっと前だと「長男と結婚するのは嫌」「長男の嫁は嫌」みたいな風潮がありましたけど、もしかしたら今後は「実家が細い男と結婚するのは嫌」って風潮になって行くんじゃないかと思うんです。
昔は、苦学生が頑張って生きて幸せな家庭を築くなんてのが美談だったじゃないですか。
貧乏でも頑張ればいい、みたいな。
でも、社会保険料が異常に高く、若者の手取り収入が上がっていかない今、男性の稼ぎだけで幸せな家庭を築きにくい世の中になっているので、必然的に共働きが増えるは当然でして。
じゃあ、専業主婦になりたい女性はどうしたらいいかというと、年上の金持ちを見つけるか実家が太い男を見つけるしかないわけで。
こんな事書くと「女性は自立してて男性に依存していないから間違っている」と言われるかもしれませんが、あくまでそういう思考の女性にとっては、という意味という事で文書に手厚い保険をかけておきます(w
そうなると、返済しなければいけない奨学金で大学に通ってるなんてのは男性の価値としてはかなりのでデメリットになるわけでして。
何故かというと、「奨学金でしか大学に行けない=実家が細い」証明になるわけでして。
卒業後も少ない手取りから奨学金を返済しなければならないとなると、生活は楽ではないでしょうし。
ぼくも昔結婚していた頃は、元嫁の奨学金返してあげましたしね、なんかずーっと返してましたよ、割といい歳まで。
実家が細ければ人生が開きにくい、残念ながらそういう世の中になってきているのです、それはすべて社会保険料が高すぎる&老人向け政治のせいであります。
ぼくはロストジェネレーションと呼ばれる就職超氷河期世代のど真ん中、代表選手のような年代。
100社面接を受けて1社も受からないなんてざらで、今の上場企業にぼくたち世代が全然いないのをゴルフ場で65歳のおっさんが嘆いていましたが「お前らが採用を渋ったんじゃないかと」思わずいいそうになりましたよ。
非正規の派遣やバイトで食いつないで、そうこうしているうちに結婚適齢期を逃して、未だにバイトで生きている。
ロスジェネ世代が今も生きていて、上場企業にその世代が全然いないということは、今も報われない世代であるのです。
ただ、今ほど社会保険料が高くなかったので、ある種のジャイアントキリングじゃないけど、のし上がることは可能な世代ではあったのです。
職がないなら自分で作れじゃないですけど、ロスジェネ世代で活躍する飲食店関係者や経営者って割と多い気がするんですよね。
就職という点においては悲惨な世代ですが、仮に実家が太くなくても、気合と根性があれば何とかできた世代でもあったのです。
ベンチャー企業は貧乏な若者がのし上がるモノってイメージがあったじゃないですか、まさにそれ。
でも、今やベンチャー企業で成功するにも、商売人として自分で事業を起こして成功するにも、成功するファクターにおいて実家が太いってのはとても重要になると思うんです、このコラムでも何度か書いてますけど。
実家が太ければ、自分の持ち金を全額事業に投入して失敗したとしても、最悪住む家もありゃ温かいご飯も出てくるわけじゃないですか。
なら安心して事業に全集中できる。
でも、実家には頼れない、家族もあるみたいな人が独立する場合、かなり危うい橋を渡る必要があるんです。
失敗したら全部壊れる可能性がありますからね。
すると独立や起業に躊躇するわけじゃないですか、だいたいみんなそういう行為は反対しますし。
つまり、今の時代、実家が太いか細いかで人生が決まってしまう可能性が高いわけです。
そうならない為にあるのがセーフティーネットでありまして、行政が金のない独立思考の人に金を提供しないとだめなんです。
起業家や商売人がリスクをとって新しいものを作らないと、イノベーションは起こらない訳でして。
昔から実家が太い方が恵まれているのは確かですが、ここまで格差が広がると、かなり歪んだ社会になると思うし、若者は悪しき行為をしてでも金を稼ごうとすると思うし、稼げない奴は負けなんて思考になると思うんです、若者も。
でも、真面目に汗して働く人がたくさんいるからこそ、社会はまわる訳でして。
間抜けな首相が国民民主党の103万円の壁を150万にすら引き上げないと表明した昨日、まじで終わっている日本の政治を何とかする為に、若者は投票行動を取らなければならないし、それを啓蒙する必要が僕ら世代にはあると感じた今日このごろでした。
そんな事をバーで語りながらシャンパーニュを呑める事は、とても幸せな事と感謝しなければならないと思いましたとさ。
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