さかもりの焼鳥日記

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ケチ

2025.01.31

ケチ

ケチってのは最大の害悪だと思うんです。

それはお金だけじゃなく行動でもね。

「ぼくがこれをやってあげたんだから、お前はこれをやれ」的な精神的ケチも嫌い。

心がケチってことは思いやりがないことだと思うし、人間って思いやりの有る無しで存在価値が決まると思っています。

ぼくはね。

もちろん身の丈にあわない振る舞いをしろって訳じゃなく、無理しろと言っている訳でもなく、できる限りケチではない生き方や立ち振る舞いをしないといけないと思うんですね。

僕は女子に財布なんて開かせたことはないし、それがかっこいいとも思わないし、当たり前だし。

ただ、今の仲良し系女子は「たまには出させて」とうるさくて、出させないと怒るのでたまのウーバーとかたまのコンビニとかの少額は出してもらってますが、それ以外はもちフルスロットでぼくが出します。

そして、そもそも割り勘という言葉自体ださい。

もち、会社の経費で落とすにあたって取引会社と割り勘とかはいいと思うんですけどね。

同格の人と行くなら割り勘より男気じゃんけんの方がぼくは嬉しいです(w

先日、東京に出張へ行った時、ある年上の男性から「今から呑みに行こう」と誘われまして。

その男性とは別に大して仲良くはないし、その時かなり疲れていたし、僕はまったく乗り気じゃなかったのですが、あまりにもしつこいので、誘いに乗って、たまたま年上の男性がいきたい店が、僕も知り合いだったので、その夜のお店に行ったんですね。

ホステスさんがいるようなお店です。

「お銀座的」な彼の常連のお店に。

2時間くらいかなー。

なんかしらんけどVIPに入って、おっさんもとい年上の男性の下手なカラオケ聞かされて、「たりーなー」と思ってたんですけど、まぁ、おごりだし暇つぶしになったと思えばいいかと思っていたんです。

その時、うちの役員もいましたので、2人して「たりーなー」って感じで。

2時間以上たって、お会計の時間がきたんです。

すると、ぼくも多少面識のあるママが申し訳なさそうに2枚伝票を持ってくるんです。

なんで2枚あるんだろう?と思ってたらママから一言。

「ごめんね、なんか、普通は奢りだと思うんだけど、ワリカンって彼が言うのよ」と。

もうね、メダパニですよ。

完全に「はぁ?」って感じ。

自分から誘っておいて、なおかつ、ぼくも知ってたとはいえおっさんの常連の店に、ある種無理やり連れて行き、そしてワリカン(w

ブーブくらいのそんな高くないシャンパンを1本おろしてましたけど「それは俺につけといたったわ」とのたまう始末。

「何でおっさんの下手な歌聞いて金払わなあかんねん」と思わず言うてしまいましたよ(w

まじで、だせーこのおっさんと思いながらも、面倒なのでワリカンにしましたけどね。

まじでミクロだなと。

もう、小さすぎてびっくりします。

ずっと金持ち自慢してたのに、20万円くらいさくっと払えよと(w

で、お店から出たんですけど、「もう一件行こう」と言うてるおっさんをまいて、うちの役員と2人でたまたま近くにあったワインバーで呑んでいたんですね。

災難というか交通事故というか、もう当たり屋に当たられた感じなので、めちゃくちゃ愚痴を言いながらボトルで頼んだシャンパーニュを呑んでいたら、どんな嗅覚をしているのか知りませんが、そのおっさんがやってきたのです。

おー、ここにおったか、探したでーと。

もうね、犬です、鼻だけはきくんです(w

ワインバーは割と離れてたんですけどね、最初に行ってた店と。

まぁ、きたんだから仕方ないと思って、一緒に呑みましょうかと、ぼくがあけたシャンパンをソムリエが彼のグラスに注いでいたんですね。

喉がかわいていたのか、立て続けに3杯くらい呑んで、滞在時間15分くらいで「じゃあ、ぼくは明日があるので」とそのおっさんは帰って行ったんです。

お会計もせずに(w

まさかの、お会計もせずに(w

割り勘でもなしに(w

10歳以上歳上ですよ。

恐らく彼の脳裏には、飲み屋さんでシャンパン代は俺が払ったから俺の方が沢山払ってる、ならあいつらの所に押しかけて奢ってもらわないと割があわない、的な(w

もうね、ミクロミクロ、ウルトラミクロ、マイクロでミクロです。

そんな話をしながら、そんな大人にはなりたくないなと言いながら、もうええ年の大人がムルソーを呑みながら語っておりましたとさ。



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