2022.10.31
小学生にお小遣いは必要?低学年・中学年・高学年別の相場金額や渡し方
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子どもに「お小遣いがほしい!」と頼まれたときには、悩んでしまいますよね。
「言われるがままに渡して無駄遣いされないか心配」、「お小遣いをまったく渡さないのもおかしい?」など、気になることも多いのではないでしょうか。
小学生に渡すお小遣いの相場金額や、渡し方について解説していきましょう。
小学生に渡すお小遣いの平均金額は?
小学校低学年の場合、お小遣いの平均金額はだいたい300~500円ほどとなります。
決まったタイミングで決まった金額を渡すというよりも、ほしいものがあるときや必要なときに渡すご家庭が多いようです。
「100円~200円」というご家庭もありますし、「1000円」というご家庭もあり、さまざまな理由や用事にあわせて渡しているようです。
小学校低学年では計画性をもってお金を扱うのが難しいため、あまり大きな金額を渡さないようにするほうがいいかもしれません。
小学校中学年となると、500~700円ほどとやや金額が大きくなります。
計算能力が身に付いてくる時期でもありますから、低学年のときよりは大きな金額を渡したり、決まったタイミングで渡したりすることもあるようです。
そのほか、用事があるときには別途渡すというのもいいでしょう。
小学校高学年になると、1000円ほどを目安に渡すというご家庭も増えます。
保護者としても、小銭を用意する必要がないというのはメリットかもしれませんね。
これまでよりも大きな金額を渡す分、「用事があるときにももらう」というシステムをやめて、毎月決まった金額だけを渡して自分で計算しながら管理してもらうという形でお金の扱い方を学んでもらうのもよいでしょう。
ご家庭によっては2000~3000円ほど渡して、ノートなどの必需品もそこから購入してもらうこともあるようです。
小学生に渡すお小遣いの適切な渡し方
お小遣いを渡すときには、あらかじめルールを決めておきましょう。
多くのご家庭が「1か月に1度お小遣いを渡す」という方法をとっているようですが、不安であれば2~4回に分けて少額ずつ渡すというのもよいでしょう。
また、お小遣いの渡し方も大切です。
お小遣いを渡すときには「定額制」として、決まったタイミングで決まった金額を渡す方法があります。
定額制は、必ず決まった金額を与えることで子どもの計画性を育むことができるでしょう。
「ほしいものがあるときはお小遣いをやりくりする」ということを学ぶことで、お金の扱いが身に付きます。
続いて、なにか用事があるときに渡すという方法もあります。
「ほしいものがある」「友達と遊びに行きたい」など、用事があるときにそれを伝え、保護者が納得すればその金額を渡すという方法です。
用事に応じて適切な金額を渡せるのも魅力ですね。
子どもは「なぜお金が必要なのか、どのくらい必要なのか」という点をプレゼンする力を伸ばせるでしょう。
さらに、なにかお手伝いをしたときにお小遣いを渡すという方法もあります。
掃除をしたら〇円もらえる、お皿洗いをしたら〇円もらえるなど決めておくことで、子どもは報酬に応じてお小遣いを手に入れることができます。
「労働に対して対価がある」という、ある意味もっともお金の大切さを学びやすい方法と言えるかもしれません。
一方で金額設定は難しく、仮に子どもが毎日お手伝いをしてくれたときにも「渡しすぎた」とならない金額を設定しましょう。
「思ったよりもお手伝いに積極的で渡しすぎることになりそうだから」と途中で金額を変更することは、不信感にもつながるためタブーです。
小学生にお小遣いを渡すメリット
小学生の頃からお小遣いを扱うことによって、お金を管理する力を育むことができます。
生活に必要不可欠なお金ですが、その価値や仕組みは実際に自分で使わないとわからないことも多いでしょう。
「パパやママに頼んでほしいものを買ってもらう」という感覚から、早いうちに「決まった金額の中から、自分で欲しいものを選び、使う」という感覚に変えていくためにもお小遣いは有効です。
将来必ずお金の使い方を学ばなければいけないからこそ、早いうちからお金に触れておくことは非常に重要と言えるでしょう。
小学生にお小遣いを渡すデメリット
デメリットとしては、トラブルにつながる可能性もあるという点が挙げられます。
「あげたお小遣いをすぐに使い切ってしまった」というようなトラブルから、友人同士での金銭の貸し借りまで、お金がからむとさまざまなトラブルが起きかねません。
保護者としても「あげて終わり」ということはせずに、きちんと使い方を教えることが大切です。
管理方法やルールを定めることで、トラブルを避けるようにしましょう。
まとめ
子どものうちにきちんと学ぶべきことには国語や算数といった勉強だけでなく、日常生活にまつわる勉強もあり、その一つである「お金の取り扱い方」は早いうちから学ばせるべきでしょう。
そのために小学生のうちに数百円からお小遣いを渡しはじめ、計画性を育みましょう。
金額や渡し方はさまざまな意見を参考にしながら、子どもにとって有益な方法を探してみてください。