2022.11.22
新幹線にベビーカーを持ち込んでもいい?マナー違反にならない?事前の予約は必要?
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※本コラムは株式会社BLJが運営しており、記事の内容・正確性の責任はBLJが有します。
赤ちゃん連れででかけるときには、さまざまな面に配慮し、気を使ってしまいますよね。
特にベビーカーは、SNSでもその取り扱いについてたびたび論争が起こり、使用するにも気を使ってしまう人も多いでしょう。
今回は特に、新幹線におけるベビーカーの扱いに注目して解説していきます。
新幹線にベビーカーの持ち込みはできる?
赤ちゃんを連れて遠方の実家や義実家へ帰省する……というときには、新幹線を活用することになるかもしれません。
遠方へのおでかけとなるとベビーカーはとても重宝しますが、問題は「新幹線にベビーカーを持ち込んでいいの?」ということではないでしょうか。
ベビーカーはどうしても場所をとってしまいますし、折りたたんだ状態でもある程度置き場所に困ってしまいます。
ですが、新幹線にベビーカーを持ち込むこと自体は問題ありません。
事前の予約についても不要な場合がほとんどです。
しかし、ベビーカーを置くために荷物置きが大きくとられている座席に座りたいのであれば、その席を選んで予約する必要があります。
混雑が予想される日程やタイミングに乗車するのであれば、事前に確認し、予約しておきましょう。
ベビーカーを持ち込むなら指定席の予約がおすすめ
新幹線にベビーカーを持ち込むとき、予約が必須ではないことを考慮すると自由席であれば金額を抑えて乗車できる……と考えられるでしょう。
しかし、自由席だと混雑しているときには座れない可能性もあります。
もし自分の席が確保できたとしても、混雑した自由席車両でベビーカーを置いているとなると、他のお客さんの邪魔になったり、座れなくなったりしてしまいます。
マナー面でも良い状態とは言えず、こうした対応から他の乗車客とトラブルになる可能性もあります。
そのため赤ちゃん連れであれば、指定席の予約をおすすめします。
指定席であれば、混雑時にベビーカーを持ち込んでも自由席に比べてトラブルになりにくいでしょう。
ベビーカーを新幹線に持ち込む際の注意点
ベビーカーを新幹線に持ち込む前ときには、事前にさまざまな点について調べておき、周囲に迷惑がかかることのないようにしたいものです。
まずは荷物置きスペースの広さとベビーカーのサイズの兼ね合いです。
新幹線には、すべての席の頭上に荷物棚が設置されています。
この部分のサイズは一般的に奥行きが40〜45cm、高さが30〜35cmほどが目安となるでしょう。
もし、普段から使っているのがコンパクトなベビーカーで、畳んだことによってこのサイズに収まるのであればこの部分に収納すれば良いでしょう。
それよりも大きいベビーカーであれば、折り畳んで荷物スペースや足元に収納してください。
サイズが大きく、思うように置けないからと言って通路やデッキのような共用スペースにベビーカーを置いてはいけません。
共有スペースを埋めることはマナー違反にあたりますので、必ず自分たちの座席スペース内で管理してください。
特大荷物スペースつき座席を活用するのもおすすめ
新幹線には、通常の荷物置きよりも大きな特大荷物スペースがついている座席がありります。
多くは車両の最後部席にある座席であり、座席と壁とのあいだに大きな荷物もしっかり置くことができます。
スーツケースのような大きな荷物をもっている旅行客向けの座席であり、もちろんベビーカーも問題なく置くことができるでしょう。
余裕を持ったスペースがあるのでゆったりと座ることができ、ベビーカー以外の荷物が多いときにもおすすめです。
特大荷物として置ける荷物は「荷物の3辺の合計が160cm超250cm以内」に該当する荷物となっています。
ベビーカーは特大荷物の対象外であり予約は不要であるものの、こうした座席をあらかじめ予約しておけば、サイズの大きいベビーカーも楽々扱うことができます。
ただし、特大荷物スペースつき座席は数が限られています。
混雑していればすぐに予約が埋まってしまうこともめずらしくありませんから、早めに確認しておきたいものです。
他にも特大荷物スペースつき座席を予約した人がいれば、同じスペースを共有することになりますから譲り合って使用しましょう。
まとめ
赤ちゃん連れで新幹線に乗るとき困ってしまうベビーカーの置き場所は、折り畳んで棚のスペースか足元に置くようにしましょう。
しかし、赤ちゃんを連れながらベビーカーの収納をするのは大変ですから、あらかじめ余裕を持って指定席を確保しておくことをおすすめします。
新幹線には特大荷物スペース付き座席というベビーカーを置くのにもぴったりな座席もありますので、予約しておくとよいでしょう。