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2022.8.10

産後の骨盤はどうなる?不調のメカニズムや関連する痛み、対処法

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「産後の腰痛がひどい」「恥骨に痛み・違和感がある」など、産後の不調に悩まされている方はいらっしゃいませんか?
それはもしかしたら、「骨盤の歪み」が原因かもしれません。産後の女性の骨盤は、トラブルを抱えやすいのが事実。産後しばらくは、骨盤が原因の不調が続くことが少なくありません。
そこで、今回は産後の骨盤について解説します。どのように骨盤が歪んでしまうのか、どのようなメカニズムで不調が引き起こされるのか、などを詳しく解説します。

産後の骨盤が歪むのはなぜ?

産後の骨盤が歪んでしまう理由として「出産」が挙げられます。
出産時、骨盤を通って赤ちゃんの大きな頭が外へと出てきます。骨盤が開かれていなければ、赤ちゃんは外に出られなくなってしまうため、出産時期が近づくにつれて、徐々に骨盤が広がっていくのです。
このとき、骨盤を開くのがホルモンの一種である「リラキシン」と呼ばれる物質。リラキシンによって、骨盤を支えている周囲の組織(筋肉や靭帯など)がゆるむのです。
一度ゆるんだ筋肉や靭帯は、産後すぐに元に戻るわけではなく、数か月かけてゆっくりと元の状態に戻っていきます。
そのため、骨盤が不安定な状態になっている期間が長く、その間に無理に体を動かしたり、育児・家事で忙しく動いていると、骨盤が歪んだままの状態になってしまうのです。

骨盤の歪みから不調となるメカニズムとは

骨盤の歪みは、体のさまざまな不調を招くのが難点です。とくに代表的なのが「腰痛」です。
骨盤を開くとき、周囲の筋肉や靭帯がゆるんでしまうのですが、それが原因で体の負担が直接腰にかかってしまいます。この腰への負担が「腰痛」という症状につながるのです。
また、骨盤の歪みが原因ではなく、妊娠中の姿勢も産後の腰痛に影響することがあります。妊娠中はお腹が大きくなることから、前に重心が傾きやすいものです。その際に、体勢や体重のバランスをとるために、無意識に背中を沿ったような「反り腰」の姿勢をとる方が少なくありません。
しかし、反り腰は腰回りの筋肉に負担をかけることから、腰痛を引き起こしてしまいます。産後まで腰痛が続くことも多いので、反り腰には十分注意しなければなりません。

骨盤の歪みからくる恥骨痛について

骨盤が歪んでいることで生じる不調は腰痛だけではなく「恥骨痛」も挙げられます。
恥骨とは、骨盤にある左右の骨のこと。骨盤が歪んでいると恥骨に悪影響を及ぼして、日常生活のなかでさまざまな痛み・不快感を招きます。たとえば、寝返りを打つときに痛みを感じたり、歩いているときに違和感を覚えたりすることがあります。
また、赤ちゃんを抱っこしているだけでも痛みがあったり、そもそも何もしていなくても足の付け根が痛むといったことも珍しくありません。
妊娠中・産後いずれも恥骨痛は見られるので、痛みを強く感じる場合には、必ず病院を受診するなど適切に対応してください。

骨盤の歪みからくる不調を対処するには?

骨盤の歪みからくる不調は、痛みや違和感など辛いものが多い傾向にあります。
こうした骨盤の歪みが原因の不調を対処する場合は、以下の方法が挙げられます。

骨盤ベルトの活用

骨盤の歪みからくる腰痛や恥骨痛などは、骨盤ベルトを着用して対処できることがあります。
骨盤ベルトは、骨盤を正常な状態へと近づけるために見につけるベルトのような器具。幅が広く、腰回りをしっかりとホールドしてくれるのが特徴です。
骨盤ベルトで腰回りを固定することで、骨盤のゆるみや歪みが緩和され、よくある腰痛や恥骨痛の改善につながります。

産褥期に無理はしない

産後直後から2か月ほどの産褥期は、なるべく無理をせずに安静にしておくことが大切です。
産褥期は、体が妊娠前の状態に戻るまでのデリケートな時期です。このタイミングで無理をしてしまうと、骨盤が歪みやすくなってしまいます。
家事や育児など、やらなければならないことも多いと思いますが、なるべく周囲の手も借りながら、充分に休みましょう。

産後骨盤矯正を受ける

産後骨盤矯正は、文字通り産後の体を対象とした骨盤矯正のことです。骨盤矯正のプロが、出産で歪んでしまった骨盤を正常な状態へと戻してくれます。
骨盤矯正と聞くと、腰痛や恥骨痛などの症状が緩和するイメージがありますが、ほかにも「痩せやすくなる」「姿勢が改善される」などのメリットもあります。

おわりに

産後の骨盤はとても不安定で、開いていたり、歪みやすかったりします。
そのため、自分の体をよく理解し、適した対処法を取り入れなければなりません。
現在、骨盤の開きや歪みに悩んでいる方は、本ページを参考にしながら「産後の骨盤」について理解を深めてみてください。

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