2022.11.20
おくるみは卒業しなきゃいけないって本当?その理由は?いつまで使っていい?
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赤ちゃんを安心させ、深い眠りに誘うために便利な「おくるみ」。
毎日、色んなシーンでおくるみを使っているというパパママも多いのではないでしょうか?
そんなおくるみですが、赤ちゃんの健やかな成長のためにはよきタイミングで卒業する必要がありますので、詳しく解説していきましょう。
おくるみを卒業するサインは?
赤ちゃんの身体を包み込んで安心するきっかけにもなるおくるみ。
生後まもなくから、おくるみを活用している人も多いでしょう。
しかし、赤ちゃんの成長にあわせておくるみを卒業する必要があります。
そうしたタイミングの1つとなるのが、赤ちゃんが寝返りをはじめるタイミングです。
さらに、ときには赤ちゃんがおくるみの中で汗をかいていたり、呼吸が荒くなっていたりすることもあるでしょう。
髪の毛がしめり、おでこに張り付くほど汗をかいているときやほっぺたが赤くなっているときには、赤ちゃんが暑い思いをしているかもしれません。
このようなタイミングを見極め、適宜おくるみをやめさせてあげることも大事です。
おくるみはいつまで使ってもいいの?
赤ちゃんがおくるみを卒業するタイミングとして、だいたい生後3~4ヵ月頃が目安となります。
もちろん、絶対この時期におくるみを卒業しなければいけないというわけではありません。
ただ、赤ちゃんをおくるみで巻く時間が長くなると、その分乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めてしまいます。
おくるみに巻かれていると、寝返りが上手くできずに窒息してしまう可能性があるためです。
おくるみが絡まったり、鼻や口を塞ぐ原因になったりすることもありますので、おくるみをいつまでも使い続けることは避けてください。
おくるみに包まれている赤ちゃんは、静かに眠っていることも多いからこそ、事故が起こったときにも気づきにくいのです。
穏やかに眠っていると思っていたのに、気づけば冷たくなっていた……なんて悲しい事故を招かないように、おくるみは注意深く扱いたいものです。
おくるみを使うメリットは?
とはいえ、おくるみを使うこと自体が悪いことというわけではありません。
おくるみを使うメリットとして、まず赤ちゃんに安心感を与えられるという点が挙げられます。
おくるみで包まれた赤ちゃんは、一説によると胎内にいるときのような感覚を思い出し、心地よく感じるとされています。
泣いていた赤ちゃんも、おくるみをしてあげた途端に落ち着いた……という話もよく聞くももです。
なかなか寝付けずにぐずっていた赤ちゃんを深い眠りに誘うためにも、おくるみは非常に役立ちます。
肌寒い時期にも寒さから守ってくれるので、風邪の予防にもつながるでしょう。
また、赤ちゃんによく見られる反応として、寝つくときに手足がびくっと動いてしまうという反応があります。
これは「モロー反射」と呼ばれる非常に原始的な反応であり、病気などにも該当しないため心配する必要はありません。
しかし、せっかくうとうとしていた赤ちゃんが自らの動きにびっくりして目を覚ましてしまう……となると、また一から寝かしつけをしなければならず大変です。
そんなとき、おくるみで優しく包み込んであげれば、モロー反射を防ぐことにつながります。
ますますスムーズな入眠が叶いやすくなるでしょう。
おくるみを卒業するためにすべきことは?
このようにさまざまなメリットがあるおくるみだからこそ、すぐに卒業するのは難しく思えるかもしれません。
おくるみを卒業するにあたって、必ずこのくらいの時間をかけなければいけないというような決まりもありませんので、一人ひとりのペースで卒業を目指しましょう。
おくるみを卒業するときには、少しずつ赤ちゃんが眠るときの格好を変えてあげましょう。
これまでおくるみで寝ていた赤ちゃんには、就寝用のパジャマやナイトガウンを用意してあげます。
肌着やおむつをしてからこれらを着せてあげて、きちんと眠れそうかよく見てあげてください。
毎日必ず新しい寝巻きである必要はありませんから、何日かに一回おくるみからこれらに変えてあげるというのでもよいでしょう。
そこから徐々にシフトし、ゆくゆくはおくるみを使わないという方向へもっていきます。
ちなみに、赤ちゃんは大人に比べると体温調節が不得意です。
そのため眠るときには大人より1枚多めに着せてあげるなど意識してあげましょう。
暖かいおくるみに慣れていると余計に寒く感じてしまう可能性がありますので、寒い思いをさせてしまうことのないよう注意したいものです。
ただし赤ちゃんは、同時に暑がりでもあります。
赤ちゃんのようすを見ながら、快適に過ごせているか気にかけてあげてください。
寝ている赤ちゃんに触れながら、身体や手足が汗ばんでいたり、反対に冷たくなっていたりしないか細かくチェックしてあげることが大切です。
まとめ
おくるみは赤ちゃんの身体を包み込んで安心させてあげることができる一方で、窒息のリスクとも隣りあわせているため、必要に応じて卒業させてあげましょう。
おくるみに包まれた可愛らしい姿は、思い出に残すため最後に記念写真を撮影しておくことをおすすめします。
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