2022.9.29
一升餅とは?行事のやり方とその後のお餅の扱い方
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赤ちゃんにまつわる行事はさまざまありますが、そのひとつとなるのが一升餅です。
一升餅とは、その名の通り一升のお餅を使ったお祝いの方法です。
具体的にどのような行事なのか、流れやお餅を手に入れる方法などご紹介していきます。
一升餅とは?
一升餅とは、古くから親しまれている赤ちゃんの誕生をお祝いする行事です。
多くの場合、1歳の誕生日を迎えたタイミングでお食い初めなどの行事と一緒に行われます。
一升とは、だいたい2キロのこと。
それだけの重さの、丸っぽく平たいお餅を赤ちゃんに背負わせる、もしくは踏ませるのが主な目的です。
一升餅には、お食い初めと同様に「一生食べ物に困らないように」という願いが込められています。
お正月なども含めて、古くから日本のお祝いごとではお餅をお供えする慣習があったのですが、一生餅もそのひとつと言えるでしょう。
さらに、お餅の性質にちなんで「粘り強く生きられるように」「伸び伸びと成長するように」という意味もあるようです。
一升餅はそのほかにも「誕生餅」や「一歳餅」、「背負い餅」、「力餅」という呼び方がされることもあります。
行事の内容から呼び方まで、地域の風習によってさまざまあるのでお住まいの地域ではどのように扱われているかチェックしてみてください。
一升餅の行事の流れ
一升餅の行事をするときには、まずは誰に参加してもらうか、いつ、どこで行うかといった基本の情報を決めるところからはじめましょう。
両親だけで行う場合もあれば、両親や兄弟、祖父母などを誘って行う場合もあります。
参加者について「こうでなければいけない」という決まりはありませんので、予定にあわせて決めましょう。
実施日は参加者の予定を聞きながら、1歳の誕生日付近で親族が無理なく参加できる日を探します。
場所についてはご自宅で行う場合が一般的ですが、レストランなどを予約することもあります。
できれば座敷席の個室がある店を選びましょう。
その際には1歳のお祝いであることをスタッフへ伝えておくとよいかもしれません。
一升餅の行事のメインイベントは、赤ちゃんに一升餅を背負わせることです。
すでに歩ける子やまだ立つのが難しい子などさまざまですが、背負わせるだけなので無理のない範囲で行いましょう。
風習によっては一升餅を背負わせた状態でわざと転ばせることもあるそうですが、その場合には周囲が安全であることを確認してから行いましょう。
そのほかには一升餅を踏ませることもあります。
踏ませるときには、素足で踏むこともあれば草履で踏むこともあります。
そのあとはみんなで食事をとるなどして過ごします。
一升餅の入手方法
一升餅の行事前に、忘れずに用意しておきたいのがやはりメインとなる「一升餅」です。
一升餅は普段なかなか目にする機会がなく、どこで購入できるか悩んでしまうのではないでしょうか。
近所の和菓子屋などに相談して、一升餅の注文ができるか確認してみましょう。
和菓子屋で対応が難しかったときには、ネットショップで注文するのもおすすめです。
場合によってはお米屋さんや百貨店などで取り扱っている場合もありますが、すべての店舗で扱っているわけではないので早めに確認しておきましょう。
一升餅には表面に「寿」「祝初誕生」のような文字を入れられます。
さらに赤ちゃんの名前を書いてもらうこともできるので、注文の際にはあわせて確認してください。
お餅はいつから食べられる?お餅の食べ方
鏡餅などと同じように一升餅の行事が終わったら、お餅はみんなで食べるのが基本です。
一升餅は焼いたり、お雑煮にしたりすることで、美味しくいただきましょう。
しかし、主役となる赤ちゃんにお餅をあげるのは危険です。
喉に詰まらせてしまうリスクが考えられますので、ほかの家族でいただくようにしましょう。
兄弟がいるのであれば、3歳以上の子か、またよく噛んで食べられるかなどから総合的に判断して食べさせてください。
3歳を過ぎている子であっても、食べるときにはお餅を小さくカットするなど状況に応じた配慮を心がけましょう。
小さい子どもやご高齢の方が多いご家庭では、食べやすいメニューにアレンジするのもおすすめです。
例えばあられやかき餅なら、お餅の状態で食べるよりも喉につまりにくく安全です。
あられを作るときは、まずお餅を小さめの四角に切ります。
その後、3日ほど天日干しをします。
このように乾燥させることで、お餅の水分を飛ばし、喉につまる原因となるねばりけをなくすことができます。
その後油で揚げ、塩などで味付けをして完成となります。
おやつとしてサクサクいただけるので、幅広い世代で気軽に食べられますよ。
いったん作っておけば、友人やご近所に配るときにも楽ですよ。
まとめ
一升餅の行事は、赤ちゃんの一歳をお祝いして行われます。
大事な記念の日となりますので、行事を楽しむのはもちろんのこと記念写真も残しておきましょう。
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