2021.2.18
七五三のタイミングはずらしていい?基本の日時&基本マナー
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七五三シーズンが近づく中で「そういえば、七五三っていつが当日なの?」と悩んでしまった経験はありませんか?
七五三には、毎年変わらない正式な日にちがあり、その前後にてお祝いを行うことが一般的です。
家族や親族の予定が合わなかったり、混雑を避けたかかったりした場合にはお祝いの時期をずらしてもいいものなのか、詳しく解説していきましょう。
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七五三の「当日」とは?
七五三シーズンとしてざっくりとイメージしている人は多いと思いますが、七五三の正式な日にちは「11月15日」とされています。
理由には諸説ありますが、その一つに11月15日が「鬼宿日」と呼ばれる縁起のいい日とされていることが挙げられます。
鬼宿日はその名の通り、鬼が宿にいて外を出歩かない日であることから災難に遭いにくいとされています。
まさに七五三のような、お祝いごとやめでたい行事に最適な日と言われているのです。
とは言え、11月15日が平日の場合にはお祝いをすることは難しいものですので、前後の土日にお祝いをすることが一般的です。
男の子と女の子で違う「七五三」
七五三のお祝いをするタイミングは、子どもが女の子か男の子かによっても違います。
男の子は、5歳のタイミングでお祝いをします。
そのときには袴をはいて、吉報に向かって基盤の上に立ってもらう儀式を行います。
多くの場合男の子のお祝いは5歳だけですが、地域によっては3歳でもお祝いをすることがあります。
それに対し女の子は、3歳と7歳で二回お祝いをすることが一般的です。
3歳では「髪置の儀」として、髪を伸ばしはじめる時期の儀式が行われます。
そして7歳では「帯解の儀」として、着物の帯を着けはじめる時期の儀式が行われます。
古くから、帯を締めて着物を着用することは一人前の人間であると考えられてきました。
七五三のお祝いでは、生まれたばかりの「子ども」を卒業し、すっかり一人前になったことを認め、これまで健やかに成長してくれた感謝とこれからも成長していけるようにという願いを込めてお祈りをします。
七五三の時期はずらしてもいいもの?
このように、七五三の時期は年齢ごとに定められています。
しかし「絶対にこの年のうちにしなければならない」と定められているものではありませんので、ずらしても構いません。
例えば、お兄ちゃんやお姉ちゃんのお祝いとの関係で「一度にまとめたい!」と思うのならば、どちらかに合わせてもいいでしょう。
また、同じ年にお祝いをするにしても、神社や写真館が混雑している11月のタイミングをはずすという手もあります。
夏前など早い段階から準備すれば、ばたばたせずにゆっくりとお祝いができるでしょう。
着なれない衣装やヘアメイクをしていると、子どももいつも以上に疲れやすくなってしまうのですから、混雑するタイミングをはずすことは子どものためにもなるかもしれません。
ただし神社によっては、ずれた時期には祈祷ができなかったり、千歳飴などが準備できていなかったりすることもあります。
事前に問い合わせておくとよいでしょう。
子どもが早生まれのときはどうすればいい?
子どもが早生まれだと、「3歳」「5歳」「7歳」のお祝いをそれぞれ数え年でするべきか、満年齢でするべきか悩んでしまうのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、基本的には数え年と満年齢のどちらのタイミングを選んでも構いません。
幼さの残るかわいらしい表情やしぐさを残しておきたいなら、数え年でお祝いをするとよいでしょう。
そして慣れない環境で子どもがぐずってしまわないか不安ならば、満年齢を参考にしましょう。
七五三のお祝いのために準備しておきたいこと
七五三のお祝いはタイミングをずらしてもかまいませんので、次のような準備が整い次第お祝いしましょう。
まずは、神社や写真館、会食をするレストランなどの予約です。
時期を外したつもりでも土日はやはり埋まりやすい傾向にあるため、予約が殺到する時期を避けて、できるだけ早めに連絡しておくとよいでしょう。
続いて、当日の衣装です。
和装が一般的ですが、せっかくだからと洋装と2パターン用意して記念写真を撮影することもあります。
子どもの意見や親戚の意見も考慮し、費用の都合も踏まえながらじっくり選びましょう。
また、子どもの成長は早いものですから、あまりぴったりな衣装を選びすぎると当日苦しい思いをすることになるかもしれません。
そのあたりも考慮して、衣装選びをしてください。
子どもの衣装は、写真館で用意してもらえるケースもあります。
さらにヘアセットやメイクまで一括でお願いできることもありますので、あらかじめ写真館へ問い合わせておくことをおすすめします。
まとめ
毎年11月15日の七五三は、11月中の土日にお祝いをすることが多い傾向にあります。
しかしお祝いのタイミングはずらしても問題ありませんので、兄弟や姉妹のお祝いをまとめてしたり、11月よりももっと早い時期にお祝いしても構いません。
その際は、神社や写真館にきちんと予約して、準備万端で当日を迎えましょう。