2022.12.27
赤ちゃんの暑がっている・寒がっているサインを見逃すな!快適な室温はどのくらい?
78143View
※本コラムは株式会社BLJが運営しており、記事の内容・正確性の責任はBLJが有します。
夏場や冬場など、極端な気温が続く日には身体の調子がいまいち……という人は多いですよね。
さらに春や秋にも、空気が移り変わる中でうまく体温調整ができず、異変を覚えてしまう人も多いもの。
こうした変化は、大人だけでなく赤ちゃんにも影響を及ぼしますので、しっかり調整を行いましょう。
新生児の赤ちゃんにぴったりな室温や湿度とは?
新生児の赤ちゃんは、非常にデリケートな存在です。
まだまだ身体も未発達で、大人のようにうまく体温調整ができません。
さらに毎日、大半の時間を室内で過ごしています。
そのため大人がこまめに気を配って、赤ちゃんがいる室内の環境を心地よく保つ必要があります。
冬は20℃程度、夏は28℃くらいまでを目安にしてください。
夏は、外が暑くなる分部屋の気温をどんどん下げたくなるかもしれませんが、室温と外気温との差を5℃以上にしないようにしましょう。
最高気温が35℃以上になるような猛暑日でも、26〜28℃ほどに留めるようにしてください。
どれほど暑くとも、25℃以下には下げないようにしてください。
あまりにも外気温との差が大きすぎるときには、外出時の負担が大きくなってしまいます。
そして、湿度も体感温度を大きく変えるポイントです。
湿度については、冬であっても夏であってもだいたい50%前後をキープするようにしてください。
乾燥が気になる冬場には加湿器を使用するとともに、加湿器によって60%以上の湿度にならないよう注意しましょう。
反対に夏はあまりに湿度が上がりすぎると、べたついて不快になってしまいます。
そのため、エアコンのドライ機能なども活用しましょう。
エアコンはつけたままでいると赤ちゃんの身体に悪いのでは?と思ってしまうかもしれませんが、室温が高くなりすぎたり低くなりすぎたりするよりはよいと言えます。
そのためエアコンも上手に使いたいですね。
大人と赤ちゃんは心地いい室温が違う?
大人の場合も一般的に、冬は18〜22℃、夏は25〜28℃ほどが適温に感じられるとされています。
つまり、大人も赤ちゃんも快適な室温については違わないのです。
基本的には大人にとって気持ちのいい室温であれば、赤ちゃんにとっても気持ちのいい室温だと考えられます。
同じ部屋にいる大人が「ちょっと寒いかも?」「ちょっと暑いかな?」と感じたときには、赤ちゃんも同じように感じているかもしれません。
しかし、窓の近くにいるのか、太陽光が差し込む位置にいるのかといった違いによっても、室温の感じ方は変わります。
また、エアコンが直接当たっていることで身体が冷えすぎてしまうこともあるでしょう。
基本的には適温の感覚は変わらないと考えて構いませんが、「自分が大丈夫だから赤ちゃんも大丈夫だろう」と過信してしまうのは危険です。
温度や湿度にはこまめに気を配り、実際に赤ちゃんのようすを見ながら調整してあげましょう。
赤ちゃんのためには、風量は弱目にするとともに、部屋の換気も忘れないようにしましょう。
暑いときや寒いときは、どうしても寝付きも悪くなってしまいます。
ぐずついて寝ないときにも、体温調整を検討してあげましょう。
赤ちゃんが暑がっているときのサインとは?
赤ちゃんは、まだまだ言語を使ってコミュニケーションをとることができません。
だからこそ、赤ちゃんの様子をしっかり観察し、暑がったり寒がったりしていないかチェックしましょう。
赤ちゃんが汗をかいているときには、少し暑すぎるのかもしれません。
特に、汗で髪がはりついているほど汗をかいているのであれば、服装も室温も見直してみましょう。
目で見てわかるような変化がないときにも、頭や背中には汗をかいていることがあります。
手を入れてみて、汗をかいていないかチェックしてみましょう。
また、手や足を実際に触ってみることでも、赤ちゃんの体温を知ることができます。
特に足の裏は、通常時であれば冷たいものです。
しかし眠くなったり、調子が悪かったりするとじんわりと熱くなっていきます。
熱を感じたら、室温や服装を調節してあげましょう。
赤ちゃんが寒がっているときのサインとは?
反対に寒がっているときには、赤ちゃんの身体が冷えています。
特に、手足でなくお腹や背中が冷たくなっているときには、かなり冷えていると言えるでしょう。
さらに赤ちゃんの顔色や唇の色にも注目してみてください。
青白くなっているようであれば、寒くないように調整してあげましょう。
寒い状態で長時間過ごしてしまうと、免疫力が下がってしまいます。
風邪にもかかりやすくなってしまいますから、すぐに室温を上げるなどしてあげましょう。
沐浴の後は特に身体が冷えやすいため、注意してください。
まとめ
赤ちゃんはまだまだ体温調整がうまくいかないため、大人がこまめに様子を見ながら対応してあげなければいけません。
夏は28℃前後、冬は20℃前後が適温の目安となりますが、だからといってこの気温であれば絶対に安心というわけではありません。
赤ちゃんの様子をこまめに見て、一番に優先しながら心地よい環境づくりを目指しましょう。