2020.11.12
子どもの集中力が続かない…。絵本の読み聞かせで意識したいコツ!
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子どもと楽しい時間を過ごすため、そして子どもの想像力をはぐくむためには絵本の読み聞かせが効果的です。
一方でいくら心を込めて読み聞かせをしても「子どもが集中してくれない!」、「なかなか思うように子どもの気を引けない」ということもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの心をグッとつかんで離さなくなるような読み聞かせのポイントをご紹介していきましょう。
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まずは「環境づくり」が大切!
絵本の読み聞かせをするとき、大切なのは「環境づくり」です。
子どもにとって誘惑が多い環境では、いくら絵本の内容が面白くてもついつい気がそがれてしまいます。
お気に入りのおもちゃに囲まれている場所、テレビやラジオ、ゲームの音が聞こえる場所は避け、家族がそれらを楽しんでいる場合はほかの場所を選ぶといいでしょう。
同様に窓の近くは、外を走る車の音や犬、鳥など動物の声が届きやすい環境です。
読み聞かせをするときには少し離れて、ノイズの届かない場所を選んでください。
絵本の持ち方にも気を配ろう
続いて、絵本の持ち方も大切です。
大きい本の場合、持っているだけで手が疲れてきてしまうものですが、本の位置がぐらぐらと揺れると子どもの集中力がそがれる原因になります。
読み聞かせをはじめる段階でテーブルの上などにしっかり固定し、ぐらつきが起きないよう注意しましょう。
また、絵本を持つ手を置く位置によっては、絵が隠れてしまう可能性もあることから、読みながら逐一手の位置に注意しておきましょう。
ページをめくるときにはお話のテンポを意識し、物語が緊迫したときには早く、のどかな雰囲気ならば遅くするなど強弱をつけてもよいでしょう。
子どもが絵を眺めることにのめりこんでいるときには、絵本の位置をしっかり固定してよく見せてあげることを意識し、先へ進むことにとらわれすぎないようにします。
声の抑揚や大きさに注意する
絵本の読み聞かせで大切なのは、やはり「声」です。
子どもに絵本の内容をよく伝えるため、そして引き込むためにどのくらいの声量ならばぴったりか、よく考えながらはっきりと発音して読んでいきましょう。
同時に、キャラクターが元気な印象なら元気に、静かな印象なら静かに読むといったメリハリをつけます。
すると子どもも、どのキャラクターの台詞なのかわかりやすくなりストーリーに対する理解も深まるでしょう。
ただし、あんまり大げさに抑揚をつけたり、オーバーリアクションを続けることはおすすめできません。
「このキャラクターはきっとこういうリアクションをするだろう」というようなイメージは、あくまで読み聞かせをする側の印象にすぎません。
大人が絵本に対して抱くイメージを前面に出しすぎると子どもの想像力をうばってしまうため、注意しながら読み進めましょう。
文章は過不足なく読み上げる
読み聞かせでは、アドリブのセリフや書かれていないことの説明は避けてください。
同様に、ページをとばしたり、書かれている文章を読み飛ばしたりすることも避けましょう。
絵本は、作者のさまざまな思いがこめられている作品です。
もちろん「ここの言葉にはこういう意味があるのかもしれない」と想像するのは自由ですが、大人の一存で勝手なコメントを添えてしまうと、子どもは先入観を持ってしまいます。
子ども自身が主導して考える力を身につけるためにも、読み聞かせでは絵本の持つ世界観を崩さないことを強く意識しましょう。
途中で読み聞かせを中断しない
読み聞かせをしているとき、子どもは物語の世界にのめりこんでいるはずです。
そのため、できるだけ中断が起きないように心がけて読んであげましょう。
子どもがどのくらい物語を理解しているか知りたいときには、「どうしてだと思う?」、「この子はどんな子かな?」など話しかけたくなるかもしれません。
しかし、読み聞かせの中断は集中力を途切れさせるきっかけになってしまいます。
「ここはこういう意味なんだよ」といった解説もぐっと我慢して、まずは物語を読むことに集中しましょう。
読み終わったら余韻を楽しませよう
読み聞かせが終わると「どうだった?」というように感想を求めたくなってしまいますよね。
しかし、読み終わったそばから子どもたちに感想をたずねたり、絵本について解説したりすることはおすすめできません。
読み聞かせが終わってすぐのタイミングでは、子どもはまだ物語の世界にとどまっています。
もしかしたら、物語の続きを自分の頭の中で組み立てている子もいるかもしれませんね。
そうした余韻を壊さないためにも、話しかけたり別の話題を振ったりして子どもの意識をそらせることは避けたほうがよいでしょう。
まとめ
子どもに絵本の内容を読み聞かせるとき、もっとも大切なのは絵本に書かれている世界に子どもを引き込むことです。
よかれと思って行うアドリブや大きすぎる声などのアレンジも、かえって想像力を欠くことになりかねません。
楽しい時間を演出するためにも、色んなやり方を試しながら子どもの気持ちをつかむ読み聞かせテクニックを覚えましょう。